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犬童一心監督、星野源主演で「引っ越し大名」映画化(2018.05.15)

「超高速!参勤交代」シリーズでヒットを収めた土橋章宏原作の時代小説「引っ越し大名三千里」が松竹制作・配給により映画化されることが決定し、「引っ越し大名(仮題)」として、犬童一心監督、星野源主演、高橋一生、高畑充希共演で2019年に全国公開される。

生涯に7回も国替え(引っ越し)を命じられた実在の大名・松平直矩(なおのり)をモデルに、参勤交代を遥かに上回る莫大な費用がかかる無理難題の引っ越しをせねばならない国の一大事を救うため、知恵と工夫で乗り切ろうとする姫路藩の藩士たちの汗と努力と涙と笑いを描き出す。主人公の書庫番でありながら“引っ越し奉行”に任命される片桐春之介を演じる星野は「オファーをいただいた時、時代劇の主演だというのでどんなシリアスな役柄だろうと身構えたのですが、『引きこもり侍』だと聞き、楽しい作品になりそうだと非常にワクワクしました。脚本を読み、その痛快かつ胸が震えるようなストーリーに驚きました。久しぶりの主演作品。春之介として精一杯楽しみたいと思います」とコメント。春之介の幼馴染で、引っ越し奉行に推薦する御刀番・鷹村源右衛門役の高橋は「俳優は少しずつそのイメージの幅が狭まってくるものだと理解しています。それでも僕は幸運なことに、今までいただいた役それぞれが独立していたと思います。ただ、今回演じる鷹村は、今までとは違った方法論を持ち出さなければならないと感じ、それをこの組で、この共演者の方々と共に作っていけることが楽しみで仕方ありません」とし、前任の引っ越し奉行・板倉の娘で、父親から受け継いだコツを春之介に指南する於蘭役の高畑は「時代劇で、京都で、馬にまで乗る。慣れないことだらけですが、未知の場所に思いっきりダイブするつもりで。以前私の奥様だった源さん(笑)、高橋さんがいて下さることが、とてもとても心強いです。ほぼ紅一点、そわそわします。頑張ります」とコメント。また、犬童監督は「江戸時代、理不尽な人たちやタイミングが引き起こす苦難を、偽ることなく、真っ直ぐな正直さ、そして笑顔で乗り切ろうとする若者を描きたい。それこそ、今一番必要だと思うから。星野源こそ片桐春之介。きっと、最高にグッとくるはずです。キュート極まる高畑さん、ぶっ飛んだ一生さんにも、こうご期待!!」と述べている。撮影は5月から6月にかけて予定。

(5月13日付 日刊興行通信より)

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