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「孤狼の血」続編製作が決定(2018.05.29)

東映は、現在ヒット公開中の白石和彌監督、役所広司主演「孤狼の血」の続編製作を発表した。

 役所をはじめ、松坂桃李、真木よう子、中村倫也、中村獅童、竹野内豊、音尾琢真、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介らが集結し、「新たな東映やくざ映画の金字塔」との呼び声も高い本作は、公開後2週目にして早くも「続編を切に希望します」「続編を観たい!」といった声が相次いだことから、続編製作が決定。撮影スタッフとキャストの調整に入っていることが明らかとなった。続編のベースとなるのは、柚月裕子著「孤狼の血」の続編でもある「凶犬の眼」(KADOKAWA刊)。東映の多田憲之代表取締役社長は「『孤狼の血』は東映らしい作品となりました。このジャンルの映画を続けていかなくてはならないと思い、続編の決定を致します」と述べており、原作者の柚月氏も「『荒磯に波』の東映△マークを見るだけで、心が震えました。続編は望外の喜びです。持てる力全てを注ぎ込んで下さった東映とスタッフ、劇場に足を運んでいただいた観客の皆様には、感謝の言葉しかありません。あの狂熱と恍惚を、再び期待しております」とコメント。また、破天荒な捜査で警察内部だけでなく暴力団からも一目置かれる大上章吾を演じる役所は「続編は、第一作を遥かに超えるいい作品を期待しています。今後、色んな監督、脚本家、俳優たちがこのジャンルの映画で魅力が発揮される時代が来ると、日本映画に活気が出るのではないでしょうか?」とコメントを投げかけている。

(5月27日付 日刊興行通信より)

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