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オダギリジョー初長編監督作品が始動(2018.07.06)

俳優のオダギリジョーが自身のオリジナル脚本に基づく長編映画(題名未定)を監督することが決定。7月中旬から夏パート、来年1月に冬パートを撮影し、2019年にキノフィルムズ配給により公開を予定している。

オダギリは、2007年にドラマ「帰ってきた時効警察 第8話」を、翌年に中編映画「さくらな人たち」を監督しているが、本格的商業映画の監督は初となる。撮影は「ブエノスアイレス」(97年)や「花様年華」(00年)などウォン・カーウァイ作品の撮影監督として知られ、世界で活躍するクリストファー・ドイル。衣装は黒澤明監督作「乱」(85年)で米国アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞し、近年では中国映画の大作も手掛けるワダエミ。日本人監督作品への参加は、大島渚監督の「御法度」(99年)以来となる。そして音楽はアルメニア出身のジャズピアニスト兼作曲家のティグラン・ハマシアンが担当。ハマシアンの独創的な音楽は、世界中の有名ミュージシャンから絶賛されており、今回初めて映画音楽を作曲する。オダギリ監督は「オダギリジョー、クリストファー・ドイル、ワダエミ、ティグラン・ハマシアン。うちはカタカナしか取らねぇ!そんな組だと思われそうですが、やっぱりこれだけカタカナが並ぶと何だか笑っちゃいますね。国際的な感覚を持ちながら日本映画を大切に思ってくれるスタッフが集まってくれています。沢山の方々に助けていただきながら、鋭い光を放つ作品を作りたいと思っています」とコメントしている。

(7月4日付 日刊興行通信より)

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