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広瀬すず主演コメディ「一度死んでみた(仮)」製作決定(2018.09.13)

CMプランナーであり、「ジャッジ!」「犬と私の10の約束」など映画の脚本も手掛ける澤本嘉光によるオリジナル脚本作品「一度死んでみた(仮題)」(松竹配給)の製作が決定し、広瀬すずが初のコメディ映画主演を務め、堤真一、吉沢亮が共演することが明らかとなった。

ソフトバンクの「ホワイト家族」や家庭教師のトライ「ハイジ」シリーズ、トヨタ自動車の「企業 ドラえもん」シリーズなど名だたるCMを手掛け、映画脚本だけでなく、PV、小説、作詞など幅広く活躍する澤本嘉光が今回描く物語は、製薬会社の社長である父・計(はかる)のことが死ぬほど嫌いで「一度死んでくれ!」と日々毒づいている女子大生の七瀬と、会社乗っ取りの陰謀の真犯人をあぶり出すため、「少しだけ死ぬ薬」で死に“おばけ”になってしまった父親を巡るコメディ。澤本は「広瀬すずさんは過去にCMの仕事でご一緒した時に、演技力と共に実は天性のコメディエンヌのセンスを持った方だと思ったので、まさに今の彼女でなければできない、笑えるけど泣けてそれでいてちょっとポップな映画を作れたらと思いました」と明かし、テンション高く毒を吐きまくるこれまでにないハジけたキャラクターを演じる広瀬は「コメディ作品にずっと憧れがあったので、今回挑戦させていただけると聞いて楽しみではありますが、面白くできるか、楽しめる余裕があるか不安です。七瀬の決めポーズとして、人差し指を立てる仕草があるのですが、役作りとして毎日撮影前に人差し指を立て、気持ちをあげる練習をしたいと思います。きっともの凄くファンキーな映画になると思いますので、是非お楽しみに!」とコメント。仕事に夢中で家族が後回しになってしまう父・計を演じる堤は「脚本がとにかく面白かった!“一度死んでみる”という奇抜な設定、軽快なテンポの会話劇、笑えて泣ける父娘のドラマ。野畑計という男を演じるなら?と想像しながら読み入ってしまいました」とし、製薬会社の社員で存在感が薄いため“ゴースト”と呼ばれている松岡を演じる吉沢は「個人的には存在感バリバリのキラキラした男より、こういったみんなから無視されるような、ザコキャラの方が性に合っているので、撮影が今から楽しみです」と語っている。また、KDDIauの「三太郎」シリーズなど話題のCMを手掛け、数々の広告賞も獲得している浜崎慎治が映画初監督を務め、9月上旬から撮影を開始し、東京近郊での撮影を経て10月上旬にクランクアップ、2020年に全国公開を予定している。

(9月11日付 日刊興行通信より)

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