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「葬式の名人」に前田敦子、高良健吾出演(2018.10.24)

2019年に全国公開されるノーベル文学賞受賞作家・川端康成の作品を原案にした“お葬式コメディ”「葬式の名人」(ティ・ジョイ配給)のキャストとして、前田敦子と高良健吾が発表された。

大阪府茨木市の簡素な木造アパートで小学生の息子と暮らすシングルマザーの雪子のもとに高校時代の同級生の訃報が届く。卒業から10年の時を経て、集まった同級生たちが体験したのは奇想天外なお通夜だった。映画評論家として知られる樋口尚文監督の劇場用映画2作目となる本作は、川端康成が18歳まで過ごした大阪府茨木市の市制70周年記念事業の一環として茨木市全面協力のもと、8月に川端の母校、茨木高校を中心に茨木市オールロケで撮影された。樋口監督は「かねて女優としての前田敦子さんに心酔していましたが、いつか前田さんで『アリスの恋』のようなカッコいいシングルマザーが描けたら、という叶わぬ夢を持っていました。その『まさか』が実現、初の関西弁も味方につけて、初のママ役を物凄い集中力で演じきってくれました。相手役の高良健吾さんの繊細で緻密な演技も必見です」と語り、脚本も担当した大野裕之プロデューサーは「コメディを書いたはずが、前田さんの情愛あふれる熱演に何度も泣かされ、高良さんの色っぽくて真っ直ぐな演技に震えました。樋口監督はじめ名匠スタッフ陣のおかげで、大切な同級生のお通夜を通して生きることの大切さをユーモラスに描く作品ができました」とコメントしている。

(10月22日付 日刊興行通信より)

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