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ANARCHY初監督、野村周平主演「WALKING MAN」製作(2018.11.20)

ラッパーのANARCHY(アナーキー)が初監督で挑む完全オリジナル作品「WALKING MAN」(エイベックス・ピクチャーズ配給)が主演に野村周平を迎えて製作されることが発表された。

極貧の母子家庭で育ち、幼い頃から吃音症でコミュニケーション障害、さらに事故で重傷の母親を抱え、思春期の妹を放っておけない気弱で心優しい青年が、RAP音楽と出会い、最底辺の生活から抜け出すべく、バカにされながらも奮闘し、成長を遂げて行く青春物語。監督自身の実体験なども盛り込み、人気漫画家の高橋ツトムが企画プロデュース、ドラマ「民衆の敵」などの梶原阿貴が脚本を担当し、「さくらん」「ヘルタースケルター」等の宇田充がプロデューサーを務める。「35歳になったら映画を撮ることが夢だった」というANARCHY監督は「映画は目で見て聴く、究極のアートだと思っています。いきなり素人が映画監督?そう思う人は沢山いると思います。ただ自分の感覚だけを信じて今までやってきました。慣習に囚われず、今までになかった『リアルな現実、ヒップホップ、ラップ』を題材にした、現代の若者たちの心を突き動かす物が作りたいと思い、高橋ツトム先生に相談したのが始まりです。多くの人たちが心にしまっている言葉『ありがとう』『愛してる』。口から出して伝えたくなるような作品になると思っています」とコメント。不幸と極貧のどん底の中、ラップに出会うことで“歩き出す”勇気を得る主人公・アトムを演じる野村は「僕はラップをやったことはありませんが、ヒップホップが好きなので、いつかやってみたいなと思っていました。しっかりやらないとANARCHYさんに怒られるので、精一杯努力します」と意気込んでいる。11月20日にクランクイン予定で、2019年に全国公開される。

(11月18日付 日刊興行通信より)

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