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堤真一主演、岡村隆史共演「決算!忠臣蔵」2019年冬公開(2018.12.19)

山本博文東大教授による新書「『忠臣蔵』の決算書」(新潮新書刊)を中村義洋監督が主演に堤真一、共演に岡村隆史を迎えて映画化する「決算!忠臣蔵」(松竹配給)が2019年冬に全国公開される。

映像化だけでも300本を超える(松竹宣伝部調べ)という「忠臣蔵」の物語の誰も知らない仰天秘話を描く本作は、大石内蔵助が実際に残した決算書を基に、討入り計画の実像を描き出す。赤穂藩藩主・浅野内匠頭は、賄賂まみれの吉良上野介に斬りかかり、お家取り潰しと即日切腹を言い渡される。赤穂藩筆頭家老の大石内蔵助は、勘定方の矢頭長助の力を借り、武士たちのリストラに励む日々。討入りには予算が必要であることも発覚し、その上限は8400万。世間の空気的に仇討しないとまずい状況の大石らは“予算内”で一大プロジェクトとも言える“仇討”を無事に“決算”することができるのか!? 金欠に悩むリーダーという新たなキャラクター像で大石を演じる堤は「誰もが知る有名な物語ではありますが、立場によって見方は変わり、あの時代に命をかけて忠義を尽くしただけの話ではなかったのです。面白いだけではなく繊細な一面もお持ちの岡村さんと一緒に、関西弁で誰も見たことのない『忠臣蔵』を皆様にお届けします」とし、大石を支え続けるワーキングプアなそろばん侍・矢頭を演じる岡村は「減量し、小4でやめてしまった嫌いなそろばんも頑張ります!なので、2020年の日本アカデミー賞では僕にスピーチのリベンジをさせて下さい。応援よろしくお願いします」とコメント。また、中村監督は「あまたの『忠臣蔵』の名に恥じぬよう、と思うとあまりのプレッシャーに脚本が一文字も書けなくなってしまったので、決して構えず、極力軽やかに、と心がけていたら、いつの間にか赤穂浪士は関西弁になり、『それなんぼ!』が口癖になった大石内蔵助をあの手この手で困らせることに夢中になっておりました。これまで忠臣蔵モノをご覧になってこられた方々も、そうでない皆様も、そんな赤穂浪士を『はよ討入らんかい!』とツッコミながら応援していただけたら嬉しいです」と語っている。

(12月17日付 日刊興行通信より)

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