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中野量太監督最新作「長いお別れ」キャスト解禁(2019.01.29)

中島京子の同名小説を「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督が映画化し、5月に全国公開される「長いお別れ」(アスミック・エース配給)のキャストとして、蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努が参加していることが発表された。

認知症を患い、日に日に記憶を失っていく元・中学校校長の東昇平の様子に戸惑いながらも向き合うことで、自分自身を見つめ直していく家族たちは、ある日、誰もが忘れかけていた“愛しい思い出”が昇平の中に今も息づいていることを知る。東家の次女・芙美を演じる蒼井は「東家の皆さんとの共演はとても光栄でした。お芝居とは何なのかを山崎努さんの御本で学んで来た私にとって、まさか同じ画面に入れる日が来るなんて思ってもいませんでした。今思い返しても夢のような時間で感動の連続でした」とコメント。長女・麻里役の竹内は「今までのお芝居ではやったことのない、監督の独特のテンポを指示されたので、新しいものが見られるのではと完成を楽しみにしています」と語り、母・曜子役の松原は「曜子の優しさと明るさをどうすれば出せるかと悩んでいた私に、中野監督は何度も辛抱強く優しく叱咤激励して下さいました。私自身が介護されて支えられていた毎日でした」と明かした。また、昇平を演じる山崎は「原作を読んでいる時、この役のオファーが来るのではないかとの変な予感がありました。その予感が当たり、不思議な心持がしています。この作品が何より素晴らしいのは、認知症という扱いにくい題材に対し、おかしみの要素をうまく取り入れてユーモアを失わずに作り上げたところだと思います」と語っている。なお、麻里の息子・崇役はオーディションで蒲田優雅が抜擢され、ティザービジュアルと15秒特報も解禁された。

(1月27日付 日刊興行通信より)

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