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「第19回東京フィルメックス」11月17日から開催(2018.10.22)

11月17日から25日まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日比谷他で開催される「第19回東京フィルメックス」のラインナップが発表され、オープニング作品にホン・サンス監督作「川沿いのホテル」、クロージング作品にジャ・ジャンクー監督作「アッシュ・イズ・ピュアレスト・ホワイト(原題)」が決定した。

コンペティション部門ではアジアの新鋭監督による10作品を上映し、トルコ作品を初めて選出。特集上映ではアミール・ナデリ監督作品を上映、1970年代にイランで監督した初期作品や、今年のカンヌとヴェネチア国際映画祭で相次いで上映された脚本作「華氏451」と監督作「マジック・ランタン」等をラインナップ。さらに「木下グループ新人監督賞」を継承した「フィルメックス新人監督賞・シナリオ賞」の開催も決定。グランプリ受賞作品は木下グループの支援により製作・配給される。なお、本年度のコンペティション審査委員長はウェイン・ワン氏(米国/映画監督)、審査員はモーリー・スリヤ氏(インドネシア/映画監督)、エドツワキ氏(日本/アートディレクター)、他2名は追って発表。最優秀作品賞(副賞として賞金100万円)、審査員特別賞(副賞として賞金50万円)は11月24日の授賞式で発表される。

【コンペティション作品】(※はデビュー作)
▽「シベル」(トルコ)チャーラ・ゼンジルジ/ギヨーム・ジョヴァネッティ監督。▽「アイカ(原題)」(ロシア/カザフスタン)セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督(キノフィルムズ配給)。▽「マンタレイ」(タイ)プッティポン・アルンペン監督(※)。▽「幻の土地」(シンガポール)ヨー・シュウホァ監督。▽「幸福城市」(台湾)ホー・ウィディン監督。▽「自由行」(台湾)イン・リャン監督。▽「轢き殺された羊」(中国)ペマツェテン監督。▽「ロングデイズ・ジャーニー、イントゥ・ナイト(仮題)」(中国)ビー・ガン監督(リアリーライクフィルムズ配給)。▽「象は静かに座っている」(中国)フー・ボー監督(※)。▽「夜明け」広瀬奈々子監督(※、マジックアワー配給)。

【特別招待作品】
▽オープニング「川沿いのホテル」(韓国)ホン・サンス監督。▽クロージング「アッシュ・イズ・ピュアレスト・ホワイト(原題)」(中国)ジャ・ジャンクー監督(ビターズ・エンド配給)。▽「エルサレムの路面電車」(イスラエル)アモス・ギタイ監督。▽「ガザの友人への手紙」(イスラエル)アモス・ギタイ監督。▽「名前のない墓」(カンボジア)リティ・パン監督。▽「8人の女と1つの舞台」(香港)スタンリー・クワン監督。▽「アルファ、殺しの権利」(フィリピン)ブリランテ・メンドーサ監督。▽「あなたの顔」(台湾)ツァイ・ミンリャン監督。▽「盗馬賊」(中国)ティエン・チュアンチュアン監督。▽「草の葉」ホン・サンス監督。▽「PLANETIST」(日本)豊田利晃監督(VAP配給)。▽「盆唄」(日本)中江裕司監督(ビターズ・エンド配給)。▽「共想」(日本)篠崎誠監督。▽「僕はイエス様が嫌い」(日本)奥山大史監督。▽「空の瞳とかたつむり」(日本)斎藤久志監督(太秦配給)。▽「Complicity(英題)」(日本)近浦啓監督。※特集上映、イベント等は後日掲

(10月18日付 日刊興行通信より)

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