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「最後の忠臣蔵」完成報告会見(2010.06.17)

海外メジャーとして洋画をヒットさせてきたワーナー・ブラザースが、日本の風土、文化に沿った映画製作を目指すローカル・プロダクションの本格的第1弾として製作した「最後の忠臣蔵」の完成報告会見が6月17日(水)に行われた。

今までの忠臣蔵作品とは違った角度からとらえた池宮彰一郎の同名小説を基にした本作は、大石内蔵助よりそれぞれの使命を授かり、全く違った人生を歩むことになった二人の男が、16年の時を経て巡り会い、新たな物語を紡ぎ出す。
これまでもワーナー・ブラザースは、「ラストサムライ」や「硫黄島からの手紙」など日本を題材とした作品を配給し、出資や買付作品としては「デスノート」シリーズや「サマーウォーズ」などをヒットさせている。今回、製作総指揮も務めた同社のウィリアム・アイアトン社長は「幹事会社としては初めてのローカル・プロダクション作品であり、素晴らしい監督とキャストで忠臣蔵という史実に真っ向から挑みました。今、世界中を熱狂させているワールド・カップにならうなら、杉田ジャパンとして正月興行に挑みたいと思っていますので、皆さんにも12月まで強力なサポーターになっていただきたい」と熱い思いを語った。

杉田ジャパンとして作品を手掛けたのは、「北の国から」シリーズの杉田成道監督。「ワーナー・ブラザース配給ということで、世界に発信する臭いを発している」と戦々恐々としながらも、「日本人は清貧を胸に、人のために尽くすことを善としていた。そんな日本人としての美しさは、世界に対して誇れる資産だと思う。『最後の忠臣蔵』という名前を借りて二人の武士の中に生きるストイックな心情を表わした」と語った。

ワールド・カップ開催中ということで、侍の物語とサムライブルーをかけた質問が飛び出し、主演の役所広司は「この会見の記事や報道がサムライジャパンのおかげで小さくならなければいい」と不安げに語ったが、一方の佐藤浩市は「サムライ繋がりで逆に記事が大きくなるのでは?」と期待を込めた。

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