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若くして億万長者になった男の数奇な物語「ソーシャル・ネットワーク」来日会見(2010.10.25)

脚本のアーロンと主演のジェシー 脚本のアーロンと主演のジェシー

現在開催中の第23回東京国際映画祭のオープニングを飾ったデヴィッド・フィンチャー監督最新作「ソーシャル・ネットワーク」の来日記者会見が10月25日(月)に行われ、脚本のアーロン・ソーキンと主演のジェシー・アイゼンバーグが登壇した。

世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)“フェイスブック”をハーバード大学寮の一室から始めた19歳のマーク・ザッカーバーグ。本作は、“フェイスブック”誕生の裏で繰り広げられる友情と裏切り、富と権力、名誉と階級、そして孤独といった人間ドラマを描き出している。

まず、初来日の感想を聞かれると、アーロン・ソーキンは「ホテルに缶詰め状態で外出していないんだ。でも窓から見る風景は素晴らしいよ」とやや残念そう。
一方のジェシー・アイゼンバーグは「僕はニューヨーク・シティの日本の店が多い地区の隣に住んでいるんだけど、今回、本物の日本食を食べて舌が肥えてしまったから、帰国しても本物でないものが食べられなくなってしまうかも」と語り、実在するマーク・ザッカーバーグを演じたことについては「彼の名前は聞いていたが、写真で見たこともなかったし、どういう人物かも知らないまま撮影に挑んだ。デヴィッド・フィンチャー監督からは『本人のマネをするな。エルヴィス・プレスリーやマイケル・ジャクソンのように誰もが知る有名人の映画ではないから、マネをする必要はない』と言われた。いま生きている人たちの物語だし、この映画によって実際の人たちも注目されるようになったので、その部分は意識しなかった」とコメント。

従兄弟はフェイスブックの社員です 従兄弟はフェイスブックの社員です

脚本のアーロンは実存する人物たちをノンフィクションとして描き出すということに注意を払っていたようで、「今回は特に若い人たちについて書いており、ハリウッド映画という誰もが注目し反響も大きいだろうと思われる作品なので、自分は彼らの歴史や人生に責任を負っていると感じた。彼らを傷つけるような物語を作りあげてしまってはいけないし、法律によって正しくないことを書くのも禁止されている。だからセンセーショナルな映画にするために、物事を作り上げるようなことはしなかった」と真摯な姿勢で脚本作りに取り組んだことを語った。作品のメッセージについても「いくつかあるが、それは観客に決めて欲しい。観ていただいた人たちからは、それぞれ印象や感想が違っており、それは素晴らしいことで嬉しい。先入観を持って欲しくないし、どの結論も正しいと思う」とアピール。

全米での公開日だった10月1日には、主人公のモデルとなったマーク・ザッカーバーグが映画館を貸し切り、フェイスブックの社員たちを集めて本作を鑑賞したそうで、ジェシーはその中に従兄弟がいたことを明かし、「マークが僕の演技を良かったと言っていたことを従兄弟に後から聞いたんだけど、映画全体についての感想も聞いてみたかったな」と気になっている様子。

機会があれば、マーク・ザッカーバーグさん、フェイスブックを通じてジェシーに映画の感想を教えてあげてください!

公開情報 ソニー・ピクチャーズ配給「ソーシャル・ネットワーク」は2011年1月15日(土)から丸の内ピカデリー他全国公開
公式サイト:http://www.socialnetwork-movie.jp/

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