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竹野内豊、タイでのロケは「想像を絶する過酷さ」(2010.11.09)

堅い握手を交わす竹野内豊とショーン・マクゴーウァン 堅い握手を交わす竹野内豊とショーン・マクゴーウァン

終戦から65年、日米のスタッフ・キャストが贈る実話を基にした真実の物語「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」の製作報告会見が9日に行われ、主演の竹野内豊をはじめ、共演のショーン・マクゴーウァン、井上真央、山田孝之の他、平山秀幸監督、チェリン・グラック監督、奥田誠治エグゼクティブプロデューサー、飯沼伸之プロデューサーが登壇。竹野内は「圧倒的劣勢だったサイパン島での戦いで、自決より生きるために戦った大場大尉ら47人の兵士の512日間をどうか見届けて欲しい」と述べ、作品への熱い思いを語った。

1944年太平洋戦争末期の玉砕の島サイパンで、圧倒的な米軍の兵力のもと、たった47人で敵に向かい多くの民間人を守り抜き、敵であるはずの米軍から畏敬の念をこめて“フォックス”と呼ばれた一人の誇り高き日本人・大場栄大尉の実話に基づく物語。サイパン島での戦いを日米双方の視点から描くため、日本サイドを「愛を乞うひと」「必殺剣鳥刺し」の平山秀幸監督が、アメリカサイドを「サイドウェイズ」のチェリン・グラック監督がそれぞれメガホンをとった。また戦闘シーンなどVFX・視覚効果パートを含めた異例の3班体制で製作。撮影は5月20日にクランクインし、7月18日のクランクアップまで約2ヵ月に渡りタイでのロケ撮影が行われた(加えて、サイパンでもセカンドユニットによる1週間の実景撮影が行われている)。

作品への熱い思いを語る竹野内 作品への熱い思いを語る竹野内

竹野内は「撮影は非常に過酷で想像を絶していました。40度以上の気温の中での撮影は初めての経験で、一日にペットボトル10本飲んでも全部汗で出てしまうほどでした」と語ると、山田も「ジャングルで逃げ隠れして、ホテル戻って、またジャングルに行って・・・「何しているんだろう」と頭がぐちゃぐちゃになった。竹野内さんはどんどんやつれていって目がギョロギョロしていき、大丈夫かなと心配しておりました」と話すと、井上も「虫やスコール、暑さとの戦いで大変でした。閉ざされた空間の中だからこそ、皆さん日に日に追いこまれていく表情が怖いくらい印象的で。会うたびに見る見る痩せていく大尉(竹野内)が心配でならなかったです」と、過酷な現場を振り返った。

本作で大場栄大尉を演じた竹野内は、クランクイン前にこの物語の舞台であるサイパン島へ慰霊訪問をし、さらに大場栄さんのお墓参りに行くなど、自身初の戦争映画である本作に真摯に向き合った。竹野内は「戦争から一世紀も経っていないのに、こうして日米が協力し合って戦争映画を作ることができるのは本当に素晴らしいこと。当時生きていた方々の存在を絶対忘れてしまいたくないと大場さんを演じながら感じました。出演の話を頂いたときは、できれば戦争映画は係わりたくないと思っていたので、最初は戸惑いましたが、人生にはその時その時の役目があり、今自分に絶対やる意義があるのだと思って引きうけました。役を演じるにあたり、少しでも大場さんを知る手がかりになればとサイパンにいき、大場さんの実家で次男の方にもお話しをうかがいました。平和な時代に生まれた私に大場さんの気持ちが分かるわけではありませんが、ジャングルの中で毎日色んなことを考え、学ぶことができました」と手応えを明かした。

また、この日のために来日した米兵役のショーンは「現場は、日・米・タイ語が入り乱れ、皆混乱した顔をしていましたが、素晴らしい経験でした。この撮影を通し私のfacebookには日本人、タイ人、アメリカ人の友人が一気に増え、それだけ多くの人が友情を結び、困難なことをやり遂げたことを誇りに思っています」とコメントした。

公開情報 東宝配給「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」は2011年2月11日全国東宝系公開
公式サイト:http://www.taiheiyo-no-kiseki.jp/

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