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イグアナも登場!宮崎&堺2年半ぶりの夫婦役でアットホームな「ツレうつ」撮影快調(2011.01.26)

漫画家、イラストレーターとして活動する細川貂々が、夫のうつ病と向き合って暮らした実話をイラストを交えて綴ったエッセイ「ツレがうつになりまして。」が、宮崎あおい、堺雅人の「篤姫」コンビで映画化。現在、撮影が快調に進んでいる東映東京撮影所で会見が1月26日(水)に行われた。会場には、主人公の高崎夫婦の大切な家族の一員である“高崎イグ”ことグリーンイグアナのイグも登場。夫婦の大事な円滑役として、劇中で大活躍しているといい、宮崎と堺も愛おしそうに接していた。

原作は深刻にならず、油断せず、世の中や人のせいにもせず、淡々と「2人で生きていく幸せ」を紡いだ柔らかい日常を描いて大きな反響を呼び、2006年の発売以来30万部のベストセラーとなっている。マイナス思考で怠け者、ツレに甘え売れない漫画を描いて好きに暮らしている“ハルさん”こと高崎晴子を演じている宮崎あおいは「佐々部監督やプロデューサーがずっと温めていた作品と伺い、一つの作品ができるのはいろんな人の熱い気持ちがあってなのだと凄く感じました。現場に入って、心を込めてお芝居をしたいと思いました。撮影はもうすぐ終わりますが、素敵な作品になる予感がしています」と挨拶。

ある日突然うつ病を発症してしまう“ツレ”こと高崎幹夫を演じる堺雅人は「うつ病の知識がないまま撮影に入りましたが、思ったより沢山この病気で苦しんでいる人がいることや、原因がまだよくわかっていないということを知りました。ただシクシク泣いていればいいというのではなく、手の届く範囲でこの病気を捉えてみたいと思っています。現場はアットホームな空気で、笑いが絶えないので、今日こうして会見の場に来て、映画ってこんなに華々しいものだったのだとよろめく思いです」と撮影に没頭している様子。

作品を作るに至った経緯について佐々部清監督は「ある友人から原作を紹介され、沢山うつと闘っている人とその周辺の人たちがいることを知りました。原作は日本が抱えている問題を明るく描いており、ぜひ映画化したいと幻冬舎さんにお願いしていたので、やっと撮影に漕ぎ着けたという感じです。うつ病と闘う人、その周辺の人、そしてこの病気を知らない人たちを、応援するような作品になればと思っています。原作には何とも言えない温かみがあり、そこに繋がるような『ツレうつ』にしたい。漫画が持つペーソスというか、悲しいおかしさを出せたらと、二人の芝居を見つめています」と熱い思いを語った。

また、実際に伴侶がうつ病になったらどうしますか?という質問に宮崎は「原作でツレさんが『大丈夫だよ。と言ってくれなければ元気になれなかったし、前を向いて行こうという気にはなれなかった』と書いてらっしゃったので、素敵な夫婦だと感じました。貂々さんのようになれたらと思うし、一緒に寄り添ってあげられたらいいなと思います」とコメント。
最後に堺は「本来ならうつ病を抱えている人や周辺の人に観ていただきたいというところでしょうが、僕は普通の物語だと思っています。うつ病はひとくくりにできないくらい10人いれば10とおりの症状があって、夫婦も10組いれば10とおりの形があるので、歪なところも含めてそれを受け入れていくのがリアルな夫婦だと思う。深刻な病気でつらいけど、だからといって普通の夫婦と何が違うの?と思うので、皆さんに観ていただきたいです」と締めくくった。

公開情報 東映配給「ツレがうつになりまして。」は2011年秋公開
公式サイト:http://www.toei.co.jp/movie/details/1194474_951.html

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