ニュース

ハリウッドのアニメーションにも負けない!「friends もののけ島のナキ」製作発表会見(2011.04.25)

「ALWAYS 三丁目の夕日」「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の山崎貴監督が「ジュブナイル Juvenile」以来、11年ぶりのタッグとなる香取慎吾を主人公ナキ(赤オニ)の声として迎えた3DCGアニメーション「friends もののけ島のナキ」の製作発表会見が4月25日(月)に行われた。会見前には2Dの予告編と本邦初公開となる3Dプロモーション映像が上映され、声優キャストたちと共に鑑賞。山崎監督ならではと言えるミニチュアセットなど実写映画のノウハウを取り入れた映像が、CGだけでは表わし切れないぬくもりやディテールまで映し出している。

浜田広介原作の童話「泣いた赤おに」を子供の頃に読み、結末に強い衝撃を受けたという山崎監督が自らアレンジし脚本を書き上げたということで、思い入れも強い様子で「だいたいハッピーエンドで終わるものだが、ビターな物語で『全てを手に入れることはできない』というメッセージにショックを受けた。でも子供の時に描いていた夢が次々と今、叶っていて、自分たちの手でこの物語を映像化できるのも、とても幸せなこと」と話し、「ハリウッドの作品と比べても遜色が無く、Pixerの絵とは違う世界観を出したいと、世界初のミニチュアの背景やプレスコ(先に収録された音声に合わせて画を製作する技法)についても皆さんにワガママを言ってお願いした。海外から凄く良い作品が入ってきているので、負けていられない。海外の人たちにも観てもらって、日本でもこういう映画ができることを紹介したい」と熱く語った。

山崎監督と共同監督を務める八木竜一監督は「ようやくこの日が訪れたかと、ホッとしています。8割くらいの製作が終わり、最後のつめに向けてスタッフ一同頑張っています。ラストシーンについては山崎と私で大変悩んでおりますが、観ていただく方々の心をほぐしたい、そんな映像を目指しています」と明かした。

主演の香取慎吾は「皆さんこんにちはー!」とナキの声で元気に挨拶。「やりたいようにやらせていただいた声に、あとからキャラクターの表情が付き、今まで味わったことのない、こんなスケールの大きな作品の中に入れて幸せ」と語ったが、プレスコを行ったのはなんと去年の1月!「1月だったというのは覚えていたけど、去年だったとは。この1年、僕は何をしていたんだろうと思うくらいで」とあっという間に過ぎて行った月日に驚きが隠せない様子。

ナキの唯一の親友である青オニのグンジョーの声を担当した、ベテラン声優・山寺宏一は「プレスコは僕も何度かやらせていただいているが少ないので。細かいことを気にせずできるけど逆に声優としての真価を問われるというか、プレッシャーも大きかったですね。いろんな方を笑顔にする作品なので、とにかく早く観ていただきたい」とアピール。
また、ゴーヤンことゴーヤのもののけを演じた阿部サダヲは「凄すぎて、凄さがわからない。僕は『エーッ!』と『なんでー?!』しか言ってなかったけど、自分より(キャラクターの方が)全然面白くて、涙の出し方とかもすごくて」と初めてのアニメーション声優に興奮気味だったようで「YOUさんと一緒にやったんですけど、YOUさんはテンションが高くないから、僕がテンション上げた方がいいのかと思って。すみませんでした」と何故か謝罪。

市川南プロデューサーは「北米をはじめ世界でも上映できるよう話を進めており、いくつかオファーもいただいています。作品が完成する夏以降に、この件についても発表できると思います」と明かし、ディズニーやPixerに真っ向勝負をかける。これに香取は「沢山の愛が溢れる、笑顔が溢れる映画なので、日本中、世界中の人々に、日本には素晴らしい物語と技術があることを知って欲しい」とメッセージを投げかけた。

公開情報 東宝配給「friends もののけ島のナキ」は2011年12月17日(土)3D全国公開(2D版同時公開)
公式サイト:http://www.friends-movie.jp/

バックナンバー

ページのトップへ