ニュース

日本が元気になるための礎に!「はやぶさ」帰還1周年記念イベント(2011.06.13)

小惑星探査機“はやぶさ”が奇跡の生還を果たしてから1年となる6月13日(月)、この7年間にわたるプロジェクトを題材にした映画「はやぶさ/HAYABUSA」を製作した20世紀フォックスが帰還1周年を記念し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)特別協力のもとイベントを実施。JAXA名誉教授であり技術参与の的川泰宣氏が記念講演を行い、サプライズゲストとして、映画「はやぶさ/HAYABUSA」に出演する竹内結子と高嶋政宏が駆けつけた。また、6月13日(月)から10月10日(月・祝)まで、“はやぶさ”関連の各種展示を扱ったギャラリー『はやぶさi(アイ)』が東京国際フォーラム内で行われている。

劇中で西田敏行が演じる宇宙科学研究所対外協力室室長のモデルとなった的川氏は、“はやぶさ”打ち上げまでの苦労話や、打ち上げ後の危機的状況を乗り切ったエピソードなどをユーモアを交えて語り、「無人の探査機が別の星に着陸して戻ってきたということは、今後、還ってこなければ大したミッションではないと言われてしまうかもしれない。太陽系の大航海時代を切り開いてしまった」と話し、「3・11の震災以降は、日本に自信を与えるシンボルとして機能し始めたようにも思う。震災は私にとっても非常にショックな出来事で、被災地へ訪問した際に、海の近くで育った子供たちが『もう海を見たくない』と言っていたり、原発についても『科学技術は人間に害を及ぼすだけじゃないか』と言われ、ショックだった」と明かした。

そんな時にホテルのテレビで見たプラシド・ドミンゴのコンサートの模様が的川氏に元気を与えたようで「芸術や音楽はどうしてこんなに心を揺さぶるのかと思い、“はやぶさ”の魅力も、オーストラリアの大地に戻ってきた姿が芸術的で、こんなにも日本人を感動させたのではないかと考え始めた。3ヶ月経っても復興の気配が見えてこないが、“はやぶさ”の話をすると元気が出ると言ってもらえるので、日本が元気になるための礎にしたい」と語った。

既にクランクアップを迎えている竹内結子は「私は撮影を終えてしまったので、旅立ってしまいましたが、公開の時に私たちの『はやぶさ』が帰還するようなイメージです。私が演じる水沢恵は、博士号を取るために論文を書き続ける論文浪人で、西田さん演じる室長から声をかけられ、はやぶさプロジェクトのお手伝いをすることになる役です。自分の得意分野については、相手が子供でも容赦なく専門用語を飛ばしていくようなキャラクター。セリフに出てくるわからない言葉ひとつをネットで調べると、画面いっぱいに説明が出てきて、宇宙って本当に広いんだなと思いました」と宇宙の奥深さを感じた様子。

“はやぶさ”のカメラ開発チームを率いる坂上健一を演じた高嶋政宏は「堤幸彦監督がラスト間近のシーンを撮影していた時、『今までどんな映画で受賞やノミネートを受けてもピンと来なかったけど、今回は評価されたいんだ』ということをおっしゃり、並々ならぬ気持ちを感じて胸が熱くなりました。“はやぶさ”のファンの方も宇宙に興味の無い方やよく知らない方も、心底感動してしまうと思う。マニアックだがホンワカとした映画なので、劇場で観ていただきたい」とアピール。

的川氏も「大きな画面は訴えるものがあるので、“はやぶさ”を知らなかった人にも知ってもらえたら嬉しい。フォックス配給ということで、世界中に配信されることも含めて期待しています」と語った。

公開情報 FOX配給「はやぶさ/HAYABUSA」は2011年10月1日(土)から全国公開
公式サイト:http://movies.foxjapan.com/hayabusa/

バックナンバー

ページのトップへ