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不倫は皆さんにも興味深い題材なのでは?東野圭吾原作「夜明けの街で」完成報告会見(2011.08.11)

ミステリー作家・東野圭吾が、初めて恋愛に真正面から取り組んだことで話題を呼んだベストセラー「夜明けの街で」を「沈まぬ太陽」の若松節朗監督が映画化。この完成報告会見が8月11日(木)行われた。美しい妻と可愛い娘のいる一見、何不自由ない生活を送る主人公・渡部の前に現れた派遣社員の秋葉。これまで不倫など考えたこともなかった渡部だったが、ミステリアスな秋葉に惹かれ甘く残酷な不倫の恋に溺れていく。渡部を岸谷五朗、秋葉を深田恭子、渡部の妻を木村多江が演じている。

若松監督は「最近、街を歩いていて会社の上司と部下のカップルを見ると、この人たち不倫をしているのでは?と思ってしまう。ここにいる皆さんにもとても興味のある題材なのではないか。そういうことに縁遠いと思われる岸谷五朗と僕が付き合わせながら作った作品。『沈まぬ太陽』を撮り終わって、角川会長からこの原作でやって下さいと言われ、読み終えて僕には荷が重いのではないかと思った。男が非日常に入るという秘め事がとても素敵でいいなと思う。自分もドキドキ、ハラハラしてみたいなとこの映画を撮った」と語り、主演の岸谷五朗を日本一不倫の似合う男と称した。

岸谷は「また一つ、監督はじめスタッフ・キャストと一生懸命に作った作品が完成しました。この時が一番俳優にとっても幸せな時。皆さんに観て頂けるよう頑張って宣伝していきたい。非常に繊細な作品であるということが怖さでもあり、大きな魅力でもあり、監督が一つ一つの心の変化をきちんと辿っていく芝居作りをさせてくれて、本当に疲れた。難しいテーマでもあるし、クランクアップ出来て良かった」と、ほっとした様子。

深田は「秋葉を演じるのは私にとって大きな挑戦でした。皆さんにご覧頂いて新しい深田恭子の一面を拝見して頂けたらと思います。撮影中、演じる上で気持ちが大変で、監督にシーンごとに細かく演出して貰ったり、話して貰ったり、何とか演じることが出来ました」と語り、木村は「この映画は自分だったらどの人なのかと思いながら観たり、スリルと余韻を楽しめる映画だと思います。是非、たくさんの人に観て頂けたら。サスペンス、ラブストーリー、ホームドラマ、いろんな観点から観られる、それぞれの楽しみ方をして頂きたい」と語った。

原作者の東野圭吾からも「この小説を書く時、面白くて、甘く切なく、そして少し怖い話にしようと思いました。今回、映画化された作品を見て、その狙いが小説以上に達成できていると感じました。作者であるにもかかわらず、先が読めずにどきどきしました。現在不倫を画策中の人に警告です。まずは、この映画を見てください。それでも尚かつ不倫をするというのなら、もう止めません。どうぞ甘い地獄に堕ちてください」とコメントが寄せられた。

不倫についての記者の質問に岸谷は「東野さんもコメントでおっしゃっていたけど、地獄なんでしょうね。撮影中も地獄でした。作品自体はラストシーンで一つの踏み切り方をしていて、主人公は一つ何かを経験して大きくなって前へ進んだけど代償は大きい」。深田は「結婚に夢を持ちたいのでこの話だったり、監督の話を聞くと寂しい気持ちになる。身近には起こってほしくはない」。木村は「映画で不倫されてみて女性のほうが強いかもと思った。弱さゆえに起こってしまうのではないか・・・。映画を見て恭子ちゃんが魅力的で、誘い方も上手で仕方がないな、許してしまうだろうと思った」と明かした。また、若松監督は「地獄を見るかもしれないが、不倫はやはりしてみたい。映画は不倫をした男の立場、友人の立場、愛人、奥さんといろんなところから見られる。皆さんにも興味深い題材ですし、これを通じて奥さんにより深い愛情を持って貰えたら」と締めくくった。

公開情報 角川映画配給「夜明けの街で」は2011年10月8日(土)から角川シネマ有楽町他全国公開
公式サイト:http://www.yoakenomachide.jp/

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