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香川京子が業績を讃えられFIAF賞受賞!東京国際映画祭で特集上映も決定(2011.09.07)

溝口健二、小津安二郎、黒澤明、成瀬巳喜男など日本を代表する監督作品に出演し、その業績を讃えられ、日本人初のFIAF賞(国際フィルム・アーカイブ連盟)を受賞した女優の香川京子が9月6日(火)にFCCJ(日本外国特派員協会)主催による受賞会見を行った。

FIAFは、世界の映画保存機関から構成される国際組織で、世界約80ヶ国、150以上の団体から成る。2001年から映画の保存活動に貢献した人物を表彰するためFIAF賞が設けられ、これまでマーティン・スコセッシ(アメリカ)、マイク・リー(イギリス)、ホウ・シャオシェン(台湾)らが受賞している。

香川京子は日本の国立フィルムセンターに、代表作の資料アルバムやスチール、撮影中に撮った監督らとの個人的なスナップ写真など、貴重な300点を寄贈しており、今回日本人として、またアジア女性、アジア映画俳優として初受賞した。10月22日から30日まで開催される「第24回東京国際映画祭(TIFF)」では、会期中24日に同賞受賞式が行われ、東京国立近代美術館フィルムセンターとの共催で行われる特集上映企画「香川京子と巨匠たち」では、「近松物語」の新訳ニュープリント他、「東京物語」(デジタルリマスター)、「王将一代」、「驟雨」、「猫と庄造と二人のをんな」、「どん底」、「杏っ子」、「赤い陣羽織」、「男はつらいよ 寅次郎春の夢」の9本が上映される。

香川は「FIAFについて知識がなく、フィルムアーキビストという仕事があり、大変苦労してフィルムの保存や修理をしていることを知りました。自分では保存しきれなかった資料の数々を、フィルムセンターに預かってもらおうという気持ちでお渡ししたので、このような賞をいただき光栄に思うと共に、申し訳ない気持ちでもあります」と謙遜しつつも「以前、東京国際映画祭の審査員をした時、海外の方々から、私の出演作を見たと言われ感動した覚えがあります。これも素晴らしい監督達と仕事をさせていただいたおかげだと感謝の気持ちでいっぱいになりました。そしてアーキビストの方々の苦労により、古い優れた作品が立派に保存されてきた証拠でもあり、これからも自分にできるだけのお手伝いをさせていただきたいと思っております」と語った。

会見には岡島尚志東京国立近代美術館フィルムセンター主幹と都島信成東京国際映画祭事務局長も同席した。

公開情報 第24回東京国際映画祭 10月22日(土)~10月30日(日)TOHOシネマズ六本木ヒルズ他開催(特集「香川京子と巨匠たち」国立近代美術館フィルムセンター共催)
公式サイト:http://www.tiff-jp.net/

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