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三谷幸喜監督“目指すは興収50億!!” 「ステキな金縛り」完成披露会見(2011.09.22)

3年ぶりの三谷幸喜監督・脚本作「ステキな金縛り」の完成披露会見が21日に行われ、監督と共に深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、KAN、TKOの木下隆行、中井貴一ら豪華キャスト陣が登壇。三谷監督は「今年の僕は“5”という数字に縁があります。50歳になり、この作品が僕にとって5本目の監督作。今年5月に離婚し、それから5ヶ月がすぎ、5kg痩せ、また5kg戻りました。こうなったからには、目指すは興収50億円、欲を言えば55億5555万5555円!!それに見合った作品になっていると思います」と自虐ネタで笑いをとりつつも、作品への自信をみせた。

『THE有頂天ホテル』(06年)、『ザ・マッジクアワー』(08年)の三谷監督が10年以上の長きにわたり温めてきた企画という本作は、深津演じる失敗続きの三流弁護士が、殺人事件の弁護のために、西田演じる落ち武者の幽霊を証人として法廷に立たせようと奮闘するコメディ。登壇したキャスト陣の他、篠原涼子、佐藤浩市、深田恭子、草なぎ剛、唐沢寿明ら、三谷作品お馴染みの面々から初参加キャストまで豪華俳優陣が集結する。

『ザ・マッジクアワー』に続いての三谷作品出演となった深津は、「三谷監督と西田さんの二人に挟まれ、コメディをたたきこんで頂ける真髄に触れるいい機会でした。西田さんは人としても俳優さんとしても最高!ずっとこの日が続けばいいのにと、西田さんとなら何でもできると思ったくらいです」と話すと、西田も「“世界の”深津さんですから、輝いていました」と互いをベタ褒めし合った。西田は監督についても「三谷さんが作り出す、バラ色のような自由自在に遊べる世界観が大好き。私に落ち武者役をオファーするってことは、よっぽど人を見る目がある」と絶賛。中井も「最初はふざけた台本だなと思ったが、大人が真剣にふざけることは大事なこと。三谷作品はそれを常に追い求めて、多くの人の心を揺らしている。台本の時点で100%おもしろくなると確信しました」と語り、三谷を「自分のイメージを具現化してゆく天才!日本一の空想家!」ともちあげた。

三谷映画初参加となったのは竹内結子、阿部寛、浅野忠信ら豪華な顔ぶれ。竹内は「三谷作品に呼んでもらえたってことは、『おっ、これで竹内も1人前になったかな』と思えました」と喜びを語り、阿部も「いよいよ三谷映画かと。これだけの俳優さんの面白い芝居を目の前で見ることができ勉強になった」と撮影を振り返り、浅野も「出てみたいとは思いつつ、僕が出ることが無いんだろうと思っていたので、僕にとってチャンスでありチャレンジだった」と三谷作品参加への意気込みを語った。一方でTKO木下は今回の映画出演オファーをドッキリだと思っていたらしく、「いつ底があり、どう落とされるのだろうとドキドキしていた」という。また同じく登壇者の中で異彩を放っていたKANは、「突如声をかけられ、意味がわからないまま連れて来られた状況で撮影が始まった。でも台本を読むうち、深津さんと2人のシーンがあることが分かってからは、そのことばかり考えていた」と深津との共演の喜びを語った。

一見、全く共通点の見えないこのキャスティングだが、三谷監督ならではのルールがあるようで、「僕の作品は日常生活を描いているが、生々しさや汗臭さのないリアルから浮いたかんじの世界観が好き。なので、生活臭のする方より、ちょっと浮いたかんじのリアリティとアンリアルのちょうど間にいる方をキャスティングする」と語った上で、「その点、KANさんは最たるもので、この世のものとは思えない浮いたかんじ」と適役だったことを明かした。

他にも、本作には三谷監督のこだわりが随所に渡り散りばめられており、その一つが裁判所のセットだという。「夢の様な法廷をつくろうと、荘厳で格調高い法廷シーンをつくろうとやったので、楽しみにして欲しい」とアピール。また、主題歌『ONCE IN A BLUE MOON』は、三谷監督が作詞を手掛け、深津絵里&西田敏行が歌い、KAN・中井貴一・阿部寛・小林隆が“法廷ボーイズ”としてコーラスで参加する超豪華ぶり。「ピクサーやディズニーのイメージで作った」という三谷に対し、西田は「“美女と野獣”のイメージで歌った」と話し、最後に三谷は「みなさん年末予定を空けているようなので、紅白出場を目指します!」と意気込みを見せ、終始笑いの絶えない和やかな会見は幕を閉じた。

公開情報 東宝配給「ステキな金縛り」は2011年10月29日全国公開
公式サイト:http://www.sutekina-eiga.com/

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