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監督から「会ってすぐ虜になった」と言われたオダギリは・・・。「マイウェイ 12,000キロの真実」特別映像試写会(2011.11.21)

「シュリ」「ブラザーフッド」のカン・ジェギュ監督が、7年ぶりの最新作として主演にオダギリジョーとチャン・ドンゴンを迎え、第二次世界大戦中の真実のドラマを映画化した「マイウェイ 12,000キロの真実」の特別映像試写会が11月21日(月)に行われた。この日のためにクライマックスの“ノルマンディー上陸作戦”シーンの特別映像を持参したカン・ジェギュ監督とオダギリジョーが登壇。監督から熱烈なラブコールを受けたというオダギリは「本当に戦争に行く前のような気持ちで、(撮影に)行きたくなくて、行きたくなくて。役作りがいらない映画でした」と話し場内を笑わせた。

本作は韓国映画史上最高の製作費25億円が投じられ、アジアからヨーロッパまで240日間に及ぶ大陸横断ロケを敢行。1928年の日本占領下の朝鮮で出会った日本人と朝鮮人の少年が良きライバルとしてマラソンでオリンピックを目指すことになるが、時代は国籍の違う彼らの友情を許さず、やがて運命のいたずらにより彼らは日本・ソ連・ドイツと3つの軍服を着て戦うことになるという物語。

カン・ジェギュ監督は「元々この作品はシナリオとドキュメンタリーがあって、2007年にワーナー・ブラザースからオファーを受けました。シナリオだけ読んだ時は受ける気持ちが無かったのですが、ドキュメンタリーを見て衝撃を受け、とても感動し、こんなことが実際に在り得るのかと驚いた。波乱万丈な男たちの物語はドラマチックで、どうやって生き残ったのか、その生命力に惹かれて作ろうと思った」と製作の経緯を明かし、隣に座るオダギリを見て「本当にイケメンですよね。会ってすぐに虜になった俳優さんは初めて。韓国にも沢山のファンがいて、演技も上手く、いつかご一緒したいと思っていた」とゾッコンの様子。

一方のオダギリは「台本を読んで、今までに聞いたこともない話だったので、凄く興味を引かれました。ただ本当はこの作品には関わらないでいようと思い、多々失礼もあったと思うんですが、監督は諦めず誘い続けて下さった」とその情熱に負けたようだが、「本当に酷な話が描かれていて、これを韓国に行って撮るのは相当しんどいことになるなと。でも今後もう無いなと思うほどしんどい作品で、これだけの規模の戦争映画も日本では出来ないと思ったので、勉強させてもらおうという気持ちで出演しました」と決意を明かした。

撮影現場は本物の戦場さながらだったようで、オダギリは「イギリスの会社に戦車を3つ頼んだりしていて、それがちゃんと動くんですよ。徹底した物作りが見られて、爆発も全くケタが違って、生きて帰れるのかなと・・・。怪我しなくて良かったですよ。準備だけでも凄い時間がかかっていたので、僕がちょっと転んでNGなんてことになったら最悪だなと。スタッフが準備に5~6時間かけた重みを感じて、良い経験をさせてもらいました」と語った。また、撮影現場では韓国人スタッフがオダギリに付き従っていたことから、『教祖』というあだ名が付いていたそうで、監督は「見事な演技で、みんなオダギリさんに釘付けだった。僕も何度も鳥肌が立って、120%の力を出してくれたんじゃないかと思う」と太鼓判を押した。

現在はポストプロダクション中ということだが、特別に編集した“ノルマンディー上陸作戦”の迫力の映像(約20分間)が上映され、客席からは大きな拍手が起きた。上映後、オダギリは「僕も初めて観たんですよ。いや~大変ですよね。これで皆さんにも大変さがわかっていただけたんじゃないでしょうか。今も観ていて震えてきて、撮影時のトラウマなんじゃないかな。現場では『どんだけ撮るんだよ!?』と嫌気が差してきたけど、監督が求めるものを、どうにか表そうと頑張って良かったです」と言って笑った。

共演したチャン・ドンゴンについては「“素晴らしい人”であるということは、いろんな所で言っているが、本当に素晴らしい人。現場には200人以上もスタッフがいるんですが、一人一人にダウンジャケットをプレゼントしていて。チャン・ドンゴンってロゴが入っているんですけどね」と明かすと場内からは笑いが起き、「日本でも高倉健さんがスタッフに時計をプレゼントされるという話を聞いたことがありますが、韓国の高倉健さんか!という感じです」と明かした。そして最後にカン・ジェギュ監督は「今は最後の作業に全力を尽くしています。皆さんの期待に応えられるものにするので、どうか楽しみにしていてください」と語り、もう一度大きな拍手が送られた。

公開情報 CJ Entertainment Japan/東映配給「マイウェイ 12,000キロの真実」は2012年1月14日(土)全国公開
公式サイト:http://myway-movie.com/

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