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新藤兼人賞・SARVH賞授賞式開催(2011.12.02)

日本映画製作者協会が授与する2011年度「新藤兼人賞」及び、社団法人私的録画補償金管理協会が授与する「SARVH賞」の授賞式が2日に行われ、「新藤兼人賞」金賞を受賞した「死にゆく妻との旅路」の塙幸成監督、銀賞を受賞した「エクレール・お菓子放浪記」の近藤明男監督らが出席した。

今年で16回目を迎える「新藤兼人賞」は、独立プロ54社によって組織される日本映画製作者協会に所属するプロデューサーが「この監督と組んで仕事をしてみたい」「今後この監督に映画を作らせてみたい」という観点からその年度で最も優れた新人監督を選び出す。本年度は2010年12月から2011年11月公開の新人監督作品132本から、上記2作品が選ばれた。新藤兼人氏は「金賞作品は、人間をドキュメンタリーの角度から見て演出していて、これは監督にとって究極の願いであり、私もいつかこんなことをやってみたい」と意欲を見せ、「とても難しいことを成し遂げた塙監督の勇気に拍手を贈りたい」と賞賛。塙監督は「15年前に1度、この賞の選考に残ったことがあり、15年経ってようやく新人賞を頂けて嬉しい。作品は、色々と問題の多い内容で、なかなか上手くいかない中、周りの方々の思いと援助で完成した。ようやく皆さんに胸を張って見せることができる」と自信をみせた。

また、銀賞作品について新藤兼人氏は「金賞とは対照的な作品で、横へ横へと広がる展開が、分かりやすく面白かった。後半が少し長すぎたので、シナリオを一考されたらどうかと思うが、次から次へ話しが出てくるところに、沢山の人に見せたいという監督の思いが伝わった」と評価。近藤監督は「この作品は宮城県・石巻で1ヶ月かけ撮りあげた。震災のため、石巻での先行上映は叶わず、上映も4ヶ月遅れとなってしまったが、今でも再々上映として上映が続いている。市民の方も大変この受賞を喜んでいて、応援してくださった方々に恩返しできたかなと思う」と語った。

なお、優れたプロデューサーに贈られるSARVH賞は、新藤兼人監督の息子で日本映画製作者協会代表理事である新藤次郎氏が受賞。新藤氏は「仲間のプロデューサーの方々に認めていただけることがこんなにも嬉しいものかと感じている。これからもいい仕事を続けることで皆さんに応えていきたい」と喜びを語った。

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