ニュース

ポーランド映画人と世界5都市の学生によるドキュメンタリー「世界の夜明けから夕暮れまで」会見(2011.12.08)

ポーランド映画人による学生ワークショップ&ドキュメンタリー制作プロジェクト「世界の夜明けから夕暮れまで」の記者会見が12月8日(木)に行われ、今回のプロジェクトを企画したポーランド国立ウッチ映画大学の教員であり、記録映画作家でもあるマチェイ・ドルィガス氏、ミロスワフ・デンビンスキ氏らが来日し、プロジェクトの経緯などを明かした他、プロジェクトに協力した日本映画大学の佐藤忠男学長らが登壇した。

今年、ポーランド政府は自国がEUの議長国を務めた記念に国際的な文化行事を実施。国立映画大学の教員たちを、東京、北京、モスクワ、キエフ、ミンスクに派遣し、現地の映画大学の学生たちから志望者を集め、それぞれの都市の「夜明けから夕暮れまで」というドキュメンタリーシリーズ(各作品約40分~50分)を制作した。東京篇には、日本映画大学、日本大学芸術学部、日本映画学校からの学生15名が参加し、「東京の夜明けから夕暮れまで」をカメラで切り取った。

マチェイ・ドルィガス氏は「私は記録映画作家の養成を行っており、学生たちに長編の制作を始める前に『夜明けから夕暮れまで』を作らせた。世界を舞台に描いてみたらどうなるだろうと、夢のようなアイデアが生まれ、世界の5都市でワークショップと映画制作を行うことになった」とプロジェクトの経緯を明かし、ミロスワフ・デンビンスキ氏は「日本でも素晴らしい学生たちに会うことができ、5本の映画はいずれも刺激的で興味深い作品になっている。それぞれを比較することで、この地球や世界がどのようなものか考える機会が生まれたと思う」と挨拶した。

東京篇の指導を行ったラファウ・リストパト氏は「映画作家は好奇心を持つことが重要で、このワークショップでは僕も学生も互いに得るものがあった。学生たちはヨーロッパ的な記録映画のメソッドを知ることができ、私たちは日本の文化や習慣を知ることができた」と語った。

また、日本映画大学の佐藤忠男学長は東京篇について「8月の終戦記念日や原爆記念日、お盆、数ヶ月前の東北の震災を背景に、日本人のはっきりとした情操が描かれており、この国の素顔を見た気がする。アンジェイ・ワイダやロマン・ポランスキーらを生み出したポーランドのウッチ映画大学からの企画ということで全面的にお任せし、結果的に良かったと思っている」と明かした。
なお、日本映画大学主催により「世界の夜明けから夕暮れまで」の日本プレミア特別上映会が12月10日13時から日本映画大学 新百合ヶ丘キャンパス・大教室で行われる。

公開情報 日本映画大学:http://www.eiga.ac.jp/

バックナンバー

ページのトップへ