ニュース

森山未來、三畳一間で酒とタバコに入り浸り!「苦役列車」完成会見(2012.06.18)

映画『苦役列車』の完成披露会見が6月14日に行なわれ、主演の森山未來をはじめ、高良健吾、前田敦子(AKB48)、山下敦弘監督が出席。森山は撮影中、役作りのために、新宿にある三畳一間(風呂ナシ・トイレ共同)の民宿に泊まり、酒とタバコに入り浸る日々を過ごしたことを明かした。

第144回芥川賞を受賞した西村賢太の同名小説を、「天然コケッコー」「マイ・バック・ページ」の山下敦弘監督が映画化。1986年を舞台に、中学を出て以来、日雇い労働にすがり、若者にとって必要不可欠である恋愛(女)も友情(友人)もない、19歳の主人公・北町貫多の生き様を描く。

森山は「三畳一間の閉塞感がどういう気持ちになるかをしっかり感じてみたかったんです。4、5日風呂に入らない日々が続いたから、臭いがスクリーンからも香ってくるかもしれない(笑)。役にかこつけて新宿のゴールデン街に行き、毎朝顔をパンパンに腫らし現場に行っていたんですが、腫らせば腫らすほど監督から褒められました」と、『モテキ』に続くダメ男役を徹底した役作りで挑んだ。山下監督は「役者に体を絞ってくれということはあるけど、森山くんは酒と炭水化物の取りすぎとタバコの吸いすぎで、撮影が終わる頃にはミニ西村賢太みたいになっていました」とその役者魂を絶賛。貫多と友情らしき何かが芽生える同僚・日下部正二役を演じた高良健吾も「森山さんが顔をパンパンにして遅刻してくると、みんなが褒めて、『顔のむくみが取れないうちに撮影しよう!』となる、見たこともない素晴らしい現場でした(笑)」と、振り返った。

高良は、高校2年生の時に山下監督の『その男狂棒に突き』を見て以来、大ファンだったようで、「ずっと一緒に仕事がしたいと思っていて、よく取材で次に一緒にやってみたいと思う監督を聞かれると『山下監督!』と答えていました。撮影前は緊張して、病気なんじゃないかというくらい、汗が台本にボタボタ落ちてきて...(笑)。完成した作品をみて、『あー山下作品に自分はいるんだぁ』と、本当に山下組に参加でき幸せでした」と感無量の様子。同じく山下監督の大ファンだという、ヒロインを演じた前田も「よく口癖で『あ~幸せ』と言うんですが、撮影の6日間は毎日言っていて、本当に幸せでした」と嬉しそうにコメント。完成品を観て、「自分が出演しているとか関係なく、久しぶりに好きな映画を観ているなという嬉しい感情に浸りました。まさに‘山下ワールドってこれだ!’っていう感じで、スパイスがたくさん入っています!」と熱弁。司会者から「貫多と正二のどっちが好み?」と問われると、「正二さんは貫多といると完璧に見えてキラキラ男子。一方、貫多は最初ひどい人だなぁと思ったんですが、途中からかわいくてしょうがなくなってくるんです」と答えると、貫多役の森山は「でも触れたいか触れたくないかは別だと思います(笑)」とツッコミを入れ、前田を苦笑させていた。山下監督は「隅々までキャストが素晴らしく、それが映画全体の力となっている作品。純粋に出てくる人間を見て、笑ったり、考えたりしてもらえたら」と自信満々にアピールした。

公開情報 東映配給「苦役列車」は2012年7月14(土)全国公開
公式サイト:http://www.kueki.jp/

バックナンバー

ページのトップへ