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日本のアニメはハリウッド超大作にも匹敵する!「009 RE:CYBORG」神山監督がプレゼン(2012.06.27)

石ノ森章太郎原作のSF漫画「サイボーグ009」、この未完の大作を「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズ、「東のエデン」の神山健治監督が2013年の現代を舞台に生まれ変わらせ、オリジナルストーリーでアニメーション映画化した「009 RE:CYBORG」のプレゼンテーションが6月27日(水)に行われた。かつて世界を数々の危機から救った9人の00ナンバーサイボーグたちは、その役目を終え、各々の国へと戻っていたが、世界で勃発した同時多発爆破事件をきっかけに、生みの親であるギルモア博士によって集められる。

制作真っ只中の神山監督は「誰もが『009』のタイトルを知っていても、内容を詳しく語れる人は少ないのではないでしょうか。東日本大震災が起きて、日本中が元気がなく、暗い話題の多い時、原作を読み直してみて40年も前に日本にこういう作品があったということで、今の若い人に改めて観ていただきたい。同時にサイボーグ戦士というのは、一つの国の代表ではなく、一人一人が各国の代表で、今風に言うならば小さな国連軍。世界中の多くの人に観て貰える題材ではないかと思います。日本のアニメはハリウッドにも匹敵すると思う。アニメなら日本人以外も演じられるし、ハリウッドの超大作になれるのではないか、世界中の多くの人に届けられる可能性があると思う」と語った。既にシンガポール、香港、台湾、韓国のアジア4カ国で同時公開が決定しており、北米、ヨーロッパでも交渉中だという。

サウンドデザイナーには「SKY WALKER SOUND」のトム・マイヤーズが参画し、9月に渡米する神山監督は「新しい音を0から作るのは難しい中で、彼らのライブラリー、オリジナリティのある音を作る能力に期待したい」と語り、声優を選ぶ時にはブラインド状態で声や芝居を聞いてキャストのイメージで決めるということで、今回も200人以上のオーディションを行った。神山作品常連となる001役の玉川砂記子以外はオーディションで決定し、002に小野大輔、003に斉藤千和、004に大川透、005に丹沢晃之、006に増岡太郎、007に吉野裕行、008に杉山紀彰、009に宮野真守という豪華メンバーが発表された。

なお、Production I.Gとサンジゲンが共同制作しており、背景だけ手書きでキャラクターはすべて3Dという、3Dの技術を使いながら見た目はセルアニメーションで制作した世界初の3D立体視劇場アニメーションとなる。サンジゲンの松浦裕暁制作プロデューサーは「サンジゲンでは、全て3DCGは未経験だが、今まで培ってきたものを活かし、新しい表現方法の新体制、日本初の成功例としたい」とし、Production I.Gの代表である石川光久製作プロデューサーは「10年前、神山監督は大きなことは出来ないけど、ひとつのことを情熱をかけて作りたい、とマザー・テレサのような救世主だと思った。今回、大きなバットを振ってみたいということで、今、レベル8まで漕ぎ着けています」と挨拶した。

劇場に根ざした宣伝を展開中で、各種雑誌広告では「終わらせなければ始まらない。」というコピーをテーマに「今、ヒーローが不在になったが、しがらみを終わらせ、新たなヒーローを作り出そう」というもの。その他、作品ロゴを中心に打ち出したチラシやポスター、サイボーグ一人一人をピックアップした9連ポスター、劇場用スタンディなどを製作して設置。動画を劇場やYou Tubeにて公開しており、You Tubeの神山健治監督公式チャンネルの総動画再生数は320万回、制作発表時PVは86万再生を突破している。

公開情報 Production iG/ティ・ジョイ配給「009 RE:CYBORG」は2012年10月27日(土)から新宿バルト9他で全国公開
公式サイト:http://009.ph9.jp/

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