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池松壮亮、蒼井優共演「宮本から君へ」映画化(2019.01.18)

昨年4月にテレビ東京で放送された「宮本から君へ」の映画化が決定し、ドラマに続き主人公・宮本浩を池松壮亮、ヒロイン・中野靖子を蒼井優が演じ、スターサンズと角川の配給により今秋公開される。

原作コミックは、社会に蔓延する様々なテーマを描き続ける新井英樹が、熱血営業マン・宮本浩の七転八倒の記録を綴り、1992年に「第38回小学館漫画賞 青年一般部門」を受賞。ドラマでは、宮本が営業マンとして奮闘する姿に焦点を置いた“サラリーマン篇”が描かれ、「第56回ギャラクシー賞テレビ部門 奨励賞」を受賞した。今回の映画では、宮本と中野を中心に繰り広げられる“極限の人間賛歌”が描かれ、「宮本から君へ」が“伝説の漫画”として語り継がれる理由の一つでもある宮本の決闘シーンも映像化される。原作者の新井氏は「『原作クソ喰らえ!!』と殴り倒されたがってるボクの夢を叶えてくれそうです!!」と期待を寄せており、「この物語を完結させるまでは、死ぬに死ねない」と語る真利子哲也が引き続き監督・脚本を手掛ける。また、松山ケンイチ、柄本時生、星田英利、古館寛治らドラマ版のキャストが再集結し、今後は新たなキャストも発表される。池松は「宮本浩という人は、僕にとってどの歴史上の人物よりも星であり、ヒーローでした」と原作と宮本を敬愛しており、「生きてゆく覚悟、信じる覚悟、そして人生を感じるような映画になるんではないかと期待しています」とコメント。池松とは「斬、」に続く共演となる蒼井は「全身で感情をぶつけ合うシーンの連続だった為、撮影3日目には既にヘトヘトでした。こんなに高カロリーな作品はなかなか無いと思います」と語っている。撮影は昨年9月29日に始まり、10月30日にクランクアップした。なお、写真家・佐内正史が映画のために撮り下ろした特写も解禁されている。

(1月16日付 日刊興行通信より)

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