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「嘘八百」続編製作決定&2020年1月公開(2019.02.14)

中井貴一と佐々木蔵之介W主演で昨年1月5日に公開された「嘘八百」の続編製作が決定し、ギャガ配給により2020年1月からTOHOシネマズ日比谷他全国で公開される。

前作は、茶の湯の聖地・大阪堺を舞台に、中井演じる大物狙いで空振りばかりの目利き古物商・小池則夫と、佐々木演じる腕は立つが落ちぶれた陶芸家・野田佐輔が出会い、家族や大御所鑑定士、文化庁をも巻き込んで幻の利休の茶器で一攫千金を狙う話だったが、続編では再会した則夫と佐輔が数知れぬお宝が眠る古都・京都と堺を股にかけ、古田織部の幻の茶器を巡って再びタッグを組むことになる。前作に続き武正晴監督と今井雅子&足立紳のオリジナル脚本で製作され、則夫と佐輔を惑わし、幻の茶器に深く関わってくる志野役を広末涼子が演じる。武監督は「テーマは『ゆがみ』です。今の時代は『ゆがんだものはダメだ』というような考え方があるように思いますが、人間自体がゆがみのあるもので、そのゆがみこそが面白いと感じているので、『ゆがんでいてもいいじゃないか』という古田織部の精神は今の時代に必要なものではないかと感じています。これを今回の話の中に盛り込んでいきたいと思っています」とコメント。中井は「前作は撮影期間16日。極寒の堺でオールロケで行われました。その時はまさか第2作ができるとは夢にも思っておりませんでした。多くの方にご覧いただいたことにより、続編ができるというのは、監督・スタッフ・キャストにとっても大きな喜びです」とし、佐々木も「『贋物は二度と作らない!』前作でそう宣言したハズ・・・でも中井貴一さんに『お前の腕はホンモノだ、誰もマネ出来ないニセモノを作ってみろよ』と乗せられ??広末涼子さんに見つめられ囁かれたら、まんまとやっちゃいます。京都を舞台にウソとホントの騙し合い、楽しんで臨みます」と語っている。また、広末も「前作にも増して面白く、巧みな作品に花をそえることができるよう、精一杯頑張りたいと思います」と述べている。なお、2月中旬にクランクインを予定している。

(2月12日付 日刊興行通信より)

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