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STUDIO4℃が「海獣の子供」芦田愛菜主演で映像化(2019.03.04)

第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した「鉄コン筋クリート」を手掛けたSTUDIO4℃最新作「海獣の子供」(東宝映像事業部配給)が6月7日から全国公開される。

原作は、第38回日本漫画家協会賞優秀賞及び第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞の五十嵐大介による同名漫画。部活で居場所を無くした中学生の少女・琉花が、東京湾で不思議な少年・海と出会ったことをきっかけに、海に宿る生命の秘密に触れて行く海洋冒険物語。五十嵐氏は「映像に音が乗った瞬間、一気に世界が立ち上がり、自分が海の風に飲み込まれるような感覚になりました。その映像は壮大さに加え、細やかな演出と作画によって、原作では描き切れなかった登場人物の心情に寄り添ったシーンになっていました」とコメント。監督を務める渡辺歩も「『何ものにも似ていない原作』から、『何ものにも似ていない映画』が生まれました。言葉として書き表すのがもどかしいほど、この手応えに私は興奮しています」と自信を覗かせる。また、主人公・琉花には芦田愛菜が抜擢され、「『命のはじまりってどこにあるのだろう。自分の存在意義って何だろう』と同じ14歳の琉花と一緒に考えたり、知りたいと思いながら演じさせていただきました」と語り、琉花と共に物語の鍵を握る2人の少年・海と空には、石橋陽彩と窪塚愛流が決定。石橋は「僕が演じた海は、嬉しいことも、悲しいことも、ありのままに表現する少年なので、僕も声変わりの今をありのまま受け入れて役に入り込むことができたと思います」とし、窪塚も「僕と歳が近い魅力的な空に成りきり、初めての声優に挑戦したい!ということと、父(窪塚洋介)が原作をとても好きだということで、コレはやるしかない!と思い挑戦しました」と述べている。なお、音楽は久石譲が担当し、本作のキービジュアルと特報映像も解禁された。

(2月28日付 日刊興行通信より)

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