上田慎一郎監督ら「カメ止め」クリエイター3人による新作公開(2019.03.13)
昨年6月23日から都内2館でスタートし、動員220万人、興収31億円を突破した「カメラを止めるな!」のクリエイター3人による最新作(タイトル未定)がアスミック・エース配給により今夏公開されることが決定した。
本作は、彩の国ビジュアルプラザの支援を受けて製作される上田慎一郎監督のオリジナル脚本による作品で、「第42回日本アカデミー賞」で最優秀編集賞と話題賞を獲得し、国内外で63もの賞に輝いている「カメ止め」で助監督を担当した中泉裕矢、同作でスチールを担当した浅沼直也が上田監督と共にメガホンを取り、共同脚本も担当する。中泉監督は、2011年の「円罪」で監督デビューし、「母との旅」「エンドロールを撮りに」が国内映画祭で話題となり、3月2日にはAbemaTVで放送され話題となった「カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』」でも監督を務め、最新作「君がまた走り出すとき」も3月2日から公開されている。一方、浅沼監督は「冬が燃えたら」が「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017」短編部門で最優秀作品賞を受賞し、最新作「七年目の化石」は昨年の「第71回カンヌ国際映画祭」ショートフィルムコーナーで正式上映された。3人は2015年に製作・全国公開されたオムニバス映画「4/猫 猫ぶんのよん」で各話の監督を担当した間柄ということで、息の合った共同監督ぶりに期待が寄せられている。タイトルだけでなく、キャストやストーリーもベールに包まれており、「三角関係」「復讐」「カメ」といった映画のカギを握る3つのキーワードだけが明かされている。撮影は昨年、わずか9日間で終了しており、現在はポストプロダクションが行われている。