西加奈子原作「さくら」映画化&2020年初夏公開(2019.04.22)
直木賞作家・西加奈子による50万部突破のベストセラー小説「さくら」が北村匠海、小松菜奈、吉沢亮出演で映画化され、松竹メディア事業部配給で2020年初夏に全国公開される。
ハンサムで人気者の長男・一と、異常なまでに一を愛する容姿端麗で破天荒な妹・ミキ、大学生の平凡な次男・薫という少し風変りだが幸せな長谷川家。一家のヒーロー的存在の一が交通事故に遭ったことで運命が大きく変わっていくが、愛犬のさくらは変わらず家族に寄り添う。監督は「三月のライオン」や「ストロベリーショートケイクス」等海外からも高い評価を受ける矢崎仁司。薫を演じる北村は「一つの家族の大きな愛、小さな愛、一匹の犬にまつわる愛情。端的には言えない、愛と情の物語です。丁寧に一言一言を紡いで力を合わせて作り上げていきたいと思います」とし、ミキ役の小松は「原作からも浮き出てくるリアルな家族のやり取りと喜怒哀楽の光景がとても微笑ましく、その中で感じる生きるとは何か・愛とは何か・家族とは何か、そんなメッセージが伝わる心温まる再生物語だと感じました」とコメント。一役の吉沢は「監督と話し合いながらこの一家の光であり影である一という役を精一杯生きたいと思います。僕自身男4人兄弟で女姉妹に憧れていました」と明かした。また、矢崎監督は「いつか挑みたかった西加奈子の世界。『さくら』には私の映画史が全て入っている。西さんから投げられたボールは、ド真ん中に投げ返そうと思います」と語っている。