上田慎一郎監督長編最新作「スペシャルアクターズ」撮影開始(2019.05.21)
「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督単独による長編映画第2弾「スペシャルアクターズ」(松竹配給)が5月14日にクランクインした。
本作は、松竹ブロードキャスティング製作により「作家主義」と「俳優発掘」をテーマに掲げるオリジナル映画プロジェクトの第7弾。役者はプロアマ問わず公募し、書類選考を経て1500名のオーディションを行い、選ばれた15名に上田監督があて書きしてオリジナル脚本を仕上げた。内容はまだ明らかにされていないが、奇想天外なエンタテインメント映画となる予定。上田監督は「『カメラを止めるな!』に続く監督作・・・。企画開発を始めた頃、正直、想像以上のプレッシャーに襲われ、一時期、大スランプに陥りました。しかし、仲間に助けられながら、その暗黒期を乗り越え、なんとかクランクインまで辿り着くことができました。今は心底、この映画を信じています。本作も自分の『好き』や『最高』がギッシリ詰まった映画になることは間違いありません。今の自分にしか撮れないもの。このキャスト、スタッフでしか撮れないもの。二度とは掴めない『奇跡』を拾い集めて、最高の娯楽映画を創ります。お楽しみに!」とコメント。また、企画の深田誠剛氏も「私たちは今まで『作家主義』と『俳優発掘』を掲げて映画を創ってきましたが、上田監督は日本映画界では珍しいエンターテイメントに徹した作家だと思います。特に『笑い』に対するこだわりはすごい。『カメ止め』では観客の笑い声で劇場が揺れるという体験を何十年ぶりにしましたが、そんなことのできる監督は他にいないし、『スペシャルアクターズ』もそういう映画になると信じています」と述べている。なお、深田氏が「個性豊かで素晴らしい」と絶賛している無名の役者たちは、大澤数人、河野宏紀、富士たくや、北浦愛、上田耀介、清瀬やえこ、仁後亜由美、淡梨、三月達也、櫻井麻七、川口貴弘、南久松真奈、津上理奈、小川未祐、原野拓巳の15名。5月14日に撮影を開始し、ポストプロダクションを経て(上田監督が編集も担当)、今年10月18日の公開を予定している。