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河崎実監督最新作「三大怪獣グルメ(仮題)」製作決定(2019.09.09)

「いかレスラー」「日本以外全部沈没」などの河崎実監督の集大成とも言える最新作「三大怪獣グルメ(仮題)」の製作が決定した。

佃島の寿司屋の一人息子で天才科学者の雄太は、神社に奉納するネタを過って隅田川に落としてしまう。すると食材が変異し、巨大タコとなって東京に出現し、自衛隊の火器攻撃にびくともせず、都内を破壊しまくる。追い打ちをかけるように巨大イカも出現し、政府は科学者らを総動員し、より選りのメンバーでシーフード怪獣攻撃部隊(Seafood Monster Attack Team=SMAT)を結成。しかし巨大カニまでもが参戦し、三大怪獣を国立競技場で海鮮丼にすべく、SMATの決死の作戦が開始される。本作は、河崎監督ならではの着ぐるみ特撮に加え、「孤独のグルメ」の原作者である久住昌之氏の監修のもと、東京を暴れ回る元寿司ネタの巨大怪獣イカ、タコ、カニを食すというグルメにもこだわっている。河崎監督は「わたしが18才の時初めて撮った8ミリ映画が『フウト』という、隅田川に落としたすき焼きの具の豆腐・肉・ネギが巨大化して怪獣となり暴れ出し、最後は当時の後楽園球場ですき焼きになるというものでした。あれから42年、プロになっても『いかレスラー』『ギララの逆襲』など、どうかしている作風は一貫しています。この度、原点に還り、完璧にバカバカしい映画を製作できることは無上の喜びです。期待しないで見ると意外と面白いと思いますので、是非ご覧ください!」とコメント。主演は「おそ松さん on STAGE」や「文豪ストレイドッグス」などで人気の2・5次元俳優・植田圭輔に決定し、「最初に台本を読んだ時は頭の中に沢山の『?』が浮かびましたが、とにかく河崎監督の独特過ぎる世界観に自分が入れるということで、不思議な喜びを感じています」と明かしている。なお、ほりのぶゆき氏によるコミカライズも決定しており、9月末から「WEBコミックガンマ」で連載が開始される予定。さらに、9月5日からはクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で製作配給宣伝費の支援者を募集している。

(9月5日付 日刊興行通信より)

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