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「護られなかった者たちへ」佐藤健主演で映画化(2020.04.03)

「どんでん返しの帝王」として作家生活10周年を迎える中山七里のヒューマン・ミステリー「護られなかった者たちへ」が瀬々敬久監督、佐藤健主演で映画化され、松竹配給により2020年全国公開される。

東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生。捜査線上には、知人を助けるために放火と傷害事件を起こし、刑期を終えて出所したばかりの利根泰久が浮かび上がる。前科一犯の主人公・利根を演じる佐藤は「生活保護というシステムの裏に潜む人々の様々な思い、その中でも途方もないやるせなさ、悲しみ、どこへ向ければいいかわからぬ憤り、怒りをぶつけていくことが、この作品での自分の役割だと思っています」とし、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」以来のタッグとなる瀬々監督については「再びご一緒できることを大変嬉しく思っています。またしばらく瀬々組の濃厚な映画の世界に浸ってきます」とコメント。利根を追う宮城県警捜査第一課刑事・笘篠誠一郎役に阿部寛、福祉保健事務所で働くケースワーカー・円山幹子役に清原果耶、国会議員・上崎岳大役に吉岡秀隆、笘篠の後輩刑事・蓮田智彦役に林遣都、東日本大震災で被災した遠島けい役に倍賞美津子が扮し、脚本は「永遠の0」や「空飛ぶタイヤ」を手掛けた林民夫が担当する。瀬々監督は「貧困問題や格差社会について考えながら映画を作っていくこととなりました。そこには一緒の仕事は二度目となる佐藤健さんがいます。しなやかな感性と身体で新しい場所へと映画を運んでくれると信じています。キャスト、スタッフ共にこの大変な状況の中で、映画を作る意味を考えながら粛々と突き詰めていきたいと思っています。それが僕らの仕事であり、生きていくことだと思っています」と述べている。
 

(4月1日付 日刊興行通信より)

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