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東映が人気YouTubeクリエイターを支援!!「YouTube Space 時代劇 with 東映太秦映画村」発表記者会見(2015.04.07)

グーグル(株)が運営するYouTubeが東映(株)とのパートナーシップのもと実施する、日本国内のYouTubeクリエイター支援プログラム「YouTube Space 時代劇 with 東映太秦映画村」の発表記者会見が4月7日(火)に行われ、東映(株)の竹村寧人氏(京都撮影所長)、高橋剣氏(京都撮影所製作部次長)、グーグル(株)の水野有平氏(YouTubeパートナーシップ日本代表)、デビッド・マクドナルド氏(アジア太平洋YouTubeコンテンツオペレーションズ総括部長)、映画監督の李闘士男氏、そして日本国内で人気のYouTubeクリエイターたちが登壇した。

本プログラムは、YouTubeが運営する動画クリエイター向けの撮影スタジオ「YouTube Space Tokyo」にて時代劇の撮影ができる特別セットを無料で公開し、クリエイターの新たな動画制作に役立てていくというもの。また、東映が継承してきた時代劇の撮影技術を学べるワークショップを実施し、クリエイターの技術向上を支援。さらに、京都の東映太秦映画村にてYouTube向けの映像制作や交流の機会を提供する。

「YouTube Space Tokyo」とは、構想から撮影、編集、アップロードまで、YouTubeクリエイターの制作活動を支援するために2013年2月に設立された制作施設であり、最先端の動画制作施設のほか、技術を学べるワークショップや、クリエイター同士の交流イベントを無料で提供している。

本プログラムの実施について水野氏は「日本の非常に重要なコンテンツ・フォーマットである時代劇を、国内だけでなく世界に向けて多くの人に発進していく役割を果たしていけたらと思います」と挨拶。竹村氏は「我々が蓄積してきた時代劇のノウハウを継承するために、国内外のクリエイターを受け入れてワークショップを何度か実施してきました。今回のプログラムは、YouTubeさんを通しまして世界中の方々が時代劇に触れて魅力を発見する良い機会になると思います」と意気込みを見せ、「若手のクリエイター達と、私ども時代劇のプロフェッショナルが直接現場で接することで、今後の時代劇コンテンツの幅を広げ、新しい形の時代劇ができるのではと思います」と期待を寄せた。

本プログラムにて既に撮影が決定しているYouTubeクリエイターたちは時代劇の着付けをして登壇。メイク、ヘア、ファッションなどビューティー動画を制作している佐々木あさひは花魁の衣装を身にまとい「時代劇の女優さんは長時間この衣装やカツラを身につけていて大変なんだろうなと思います」と苦労を実感した様子。チャンネル登録者数200万人を超えるはじめしゃちょーは殿様に扮し「カツラをはじめて被って、前髪がこんなにない状態が生まれて初めてなので、将来こうなるのかなと未来の自分を見ているかのようです」と照れながらも、写真撮影の際には堂々とした殿様ポーズを見せた。その他、シンガーソングライターや舞台俳優の顔を持つコバソロは、忍者をモーチーフにしたミュージック・ビデオを、原宿女子のライフスタイルを配信するくまみきは、佐々木あさひをはじめとした女性YouTubeクリエイターと共にミュージック・ビデオを制作する予定だと明かした。

昨年公開された『幕末高校生』(東映)で時代劇を撮影した李監督は「3分なり5分なり10分なり、最初から飽きさせないようどうもっていくか、彼ららしくどのように作っていくか楽しみです」と明かした。また、監督は本プログラムにアドバイザーとして参加し、コンサルテーションやトークイベントも実施する。

 なお、セットやワークショップの提供は5月末までを予定し、申し込み方法は各プログラムの日程や内容が整い次第、ホームページや公式Twitterにて告知される。

公開情報 公式サイト:https://www.youtube.com/yt/space/ja/tokyo.html

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