紀里谷和明監督「新世界」制作&クラウドファンディング(2020.06.17)
KIRIYA PICTURES代表で映画監督の紀里谷和明が、新たな作品「新世界」の制作を発表し、その第一歩となるパイロット映像(約90秒)制作のためのサポーター募集をクラウドファンディングサイト「Makuake」で6月10日から開始した。
紀里谷監督は本作で新しい映像表現に挑戦し、長年パートナーを組むCGプロダクションのエヌ・デザインと制作。近未来の東京を舞台にしながらも、キャラクターのモチーフは戦国時代に名を馳せた歴史上の人物たちとなる。また、制作にあたっては「クリエイティブの復興」を掲げ、作品の創作過程や表現方法、マネタイズのビジネスまでをアートと捉え、作品作りを通して芸術の本質を問いかける。コロナ禍の今、クリエイターにとってモノづくりをするための物理的な環境や資金問題など、より厳しい状況となり、様々な制約条件の中でも真の「クリエイティブ」を追求する映像制作を行い、「次世代のクリエイターたちにもその姿を見てもらいたい」としている。制作期間は本年8月から約2、3カ月を予定、基本的には全てリモートで行う。Zoomなどを活用した打ち合わせを公開配信し、そのプロセスも多くの人に目撃し参加してもらうことを期待している。また、制作状況の報告や、質問を受け付けるオンラインイベントなども定期的に開催予定。なお、サポーター募集は8月10日までとなり、目標金額は1300万円としている。