TOHOシネマズ(株)は、本年6月1日からTOHOシネマズ名の全国66館の映画鑑賞料金を改定することを3月18日に発表した。

同社は｢デジタル映写機や自動券売機等の導入による運営の効率化を図ると共に、映画をより多くのお客様にお届けし楽しんでいただくために新規出店や鑑賞環境の改善などに努めて参りました。しかしながら、アルバイト人件費を中心とした運営コストの上昇や各種設備投資への負担増により、企業努力だけではこれらの吸収は極めて困難であると判断し、鑑賞料金を改定させていただきます。今後も更なる企業努力により、お客様にご満足いただけるようサービスの向上に努めて参りますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます｣と説明している。なお、同社の鑑賞料金改定は2014年の消費税率引き上げに伴う各種割引料金改定以来となり、改定後は一般が1900円、シニア／ファーストデイ／レディースデイ／TOHOシネマズデイが1200円、夫婦50割引き（2人で）が2400円。 （※大学・高校・中学・小学生・幼児・レイトショーの鑑賞料金の改定は無し。劇場によって料金設定が異なる場合もある。12月1日｢映画の日｣は現行料金1000円のまま。全て内税の総額表示）。

（3月18日付 日刊興行通信より）