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安藤サクラ&柄本佑が夫婦W受賞で涙と笑い!「第92回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式(2019.02.11)

日本で最も歴史のある映画賞「第92回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が2月10日(日)に行われ、「万引き家族」で主演女優賞を獲得した安藤サクラと、「きみの鳥はうたえる」をはじめ3作品で主演男優賞に輝いた柄本佑が、史上初となる夫婦揃っての主演賞受賞を果たした。W受賞を司会者から祝福された安藤は「もう一生ないから!」と涙を流し、柄本も「ちょっと待って!夫婦で泣いているの、写真撮られるから!」と泣き笑い。さらに安藤は「ちゃんとしてなきゃと思ったんですけど、こんなお祭り騒ぎないから、いいかな!」と言って、会場は大きな笑いで包まれた。

安藤は「ステキな賞をいただけたことを光栄に思います。何を話したらいいんだろう?緊張しちゃって・・・」と言葉を見つけながらも、「信代はいまだにどういう役だったのかわからなくて、現場で監督や共演者、スタッフの方々に導いていただいた気持ちが強いです。ちょっと話が脱線するんですが、産後初めての作品だったのもあって、いつも大事に持っていたものが無くなったというか、決してそれは要らなかったものではないのだけど、何かデッカイものを出産と一緒に出した感覚があって(笑)、そんな状態は『万引き家族』が初めてで、これからも無いかもしれないし、凄くおおらかな生き物でいられたんです。だからどんな爆弾が飛んできてもフワっとした気持ちでいられました」と独特の表現で撮影当時を振り返った。

続いて登壇した柄本は「16年前に新人賞をいただいた時は、若松孝二監督の『17歳の風景』の撮影中で、後日届いたトロフィーは何故か台座と像が取れていて(笑)、初めてキネマ旬報の賞をいただけたような、あの時のリベンジが出来たような気持ちです。実感は無いんですが、皆さまから『おめでとう』と連絡をいただいて、共演者やスタッフ、そして家族が幸せな気持ちになってくれるんだな・・・」と声を詰まらせながらも、「皆さんが喜んでくれて本当に良かったです。私ごとですが昨年、母が亡くなりまして、報告は直接はできませんでしたが、今日も会場のどこかにいると思います。母の口癖は『何でもない日、万歳!』でしたが、さすがに今日は『何でもなくない日、万歳!』と言っていると思います」とユーモアを交えてスピーチした。

「キネマ旬報」2月下旬号の表紙を二人で飾っており、その撮影についても柄本は「恥ずかしかったですよ!」と照れ、安藤は「柄本の実家のそばでの撮影だったんですが、子どもを三輪車に乗せて柄本明が前をウロウロしている状況でした」と明かした。また、安藤の父・奥田瑛二からもコメントが届き、「夫婦でW受賞おめでとう!二人の日々の精進の結果だと思います。父もまだまだガンガン攻めていきます。いやー、エネルギーをありがとう!乾杯!」との言葉に安藤は「ここまでくると恥ずかしい。柄本家、安藤家が賄賂とかを(キネマ旬報に)渡しているとかではないですよ。純粋な受賞だということをお伝えさせていただきます」と言って再び会場は笑いに包まれた。

【第92回キネマ旬報ベスト・テン表彰】
●作品
▽日本映画第1位=「万引き家族」
▽外国映画第1位=「スリー・ビルボード」
▽文化映画第1位=「沖縄スパイ戦史」
▽読者選出日本映画第1位=「万引き家族」
▽読者選出外国映画第1位=「スリー・ビルボード」
●個人
▽日本映画監督賞=瀬々敬久「菊とギロチン」「友罪」
▽日本映画脚本賞=相澤虎之助、瀬々敬久「菊とギロチン」
▽外国映画監督賞=マーティン・マクドナー「スリー・ビルボード」
▽主演女優賞=安藤サクラ「万引き家族」
▽主演男優賞=柄本佑「きみの鳥はうたえる」「素敵なダイナマイトスキャンダル」「ポルトの恋人たち 時の記憶」
▽助演女優賞=木野花「愛しのアイリーン」
▽助演男優賞=松坂桃李「孤狼の血」
▽新人女優賞=木竜麻生「菊とギロチン」「鈴木家の嘘」
▽新人男優賞=寛一郎「菊とギロチン」
▽読者選出日本映画監督賞=是枝裕和「万引き家族」
▽読者選出外国映画監督賞=マーティン・マクドナー「スリー・ビルボード」
▽キネマ旬報読者賞=立川志らく(連載「立川志らくのシネマ徒然草」)
▽特別賞=樹木希林

公開情報 公式サイト:http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/

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