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「フランス映画祭2019横浜」ラインナップ発表会見(2019.05.31)

6月20日から23日まで横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらい他で開催される「フランス映画祭2019横浜」のラインナップ発表会見が5月28日にフランス大使館で行われ、フェスティバル・ミューズに就任した中谷美紀らが登壇した。ユニフランスのイザベル・ジョルダーノ代表は、今年のテーマを「パリの街」「女性の視線」「見捨てられた人々の報復」と掲げ、ミシェル・ルグランとフランシス・レイの追悼イベントを行うことも発表。また、フランス代表団・団長には「男と女」等のクロード・ルルーシュ監督が就任し、新作「男と女III 人生最良の日々(仮題)」も上映する。

フェスティバル・ミューズを務める中谷は「フランス映画はリュミエール兄弟が映画という素晴らしい芸術をこの世にもたらして以来、人々の心に寄り添い、そして誰かが言えなかった言葉を代弁し、時には世界に対して問題提起をする存在であり続けました。そうした素晴らしい映画の数々を、横浜のフランス映画祭で観ることが叶います。映画もさることながら、街の風情も楽しんでいただけたら幸いです」と挨拶。会期中は日本未公開作品を含む16本が上映され、監督や出演者など多数ゲストも来場する。なお会見には、ローラン・ピック駐日フランス大使、林文子横浜市長、川口均日産自動車(株)副社長も登壇した。

【上映作品】
▽オープニング作品「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」ジル・ルルーシュ監督、マチュー・アマルリック。▽「男と女III 人生最良の日々(仮題)」クロード・ルルーシュ監督、アヌーク・エーメ。▽「ゴールデン・リバー」ジャック・オーディアール監督、ジョン・C・ライリー。▽「アマンダと僕」ミカエル・アース監督、ヴァンサン・ラコスト。▽「カブールのツバメ」ザブー・ブライトマン/エレア・ゴベ・メヴェレック監督、声の出演ジタ・アンロ。▽「ゴーストランドの惨劇」パスカル・ロジェ監督、クリスタル・リード。▽「ディリリとパリの時間旅行」ミッシェル・オスロ監督、声の出演プリュネル・シャルル=アンブロン。▽「社会の片隅で」ルイ=ジュリアン・プティ監督、オドレイ・ラミー。▽「愛しのベイビー」リサ・アズエロス監督、サンドリーヌ・キベルラン。▽「ウルフズ・コール」アントナン・ボードリー監督、フランソワ・シヴィル。▽「スクールズ・アウト」セバスチャン・マルニエ監督、ロラン・ラフィット。▽「シノニムズ」ナダヴ・ラピド監督、トム・メルシエール。▽「マイ・レボリューション」ジュディス・デイビス監督、マリック・ジディ。▽「アイディアル・パレス シュヴァルの理想宮(仮題)」ニルス・タヴェルニエ監督、ジャック・ガンブラン。▽「崖っぷちの女たち」アラン・モデュイ監督、セシル・ドゥ・フランス。▽「嵐」フレデリック・ドアザン監督。

【上映イベント】
●ミシェル・ルグランの追悼企画▽日時=6月20日19時〜(オープニング・セレモニーにて)、▽演奏予定曲=「I Will Wait for You」(「シェルブールの雨傘」)、「The Summer Knows」(「おもいでの夏」)他。
●フランシス・レイの追悼企画▽日時=6月21日20時〜(「男と女III〜」上映にて)、▽演奏予定曲=「Un Homme Et Une Femme」(「男と女」)、「13 Jours En France」(「白い恋人たち」)他。※演奏は両日共に慶應技術大学ライト・ミュージック・ソサエティが行う。

 この他、会期中には大学生に向けたマスタークラスや、ミシェル・オスロ監督を招いた子ども向けのアニメーション・ワークショップが開催され、関連イベントとして「ディリリとパリの時間旅行」展も6月13日から23日まで横浜赤レンガ倉庫1号館、8月22日から9月29日までアンスティチュ・フランセ東京で行われる。

(5月29日付 日刊興行通信より)

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