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「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2019」9月13日から開催(2019.08.19)

今年で29回目を迎える「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2019」が9月13日から19日までの7日間に亘りユナイテッド・シネマ キャナルシティ13で開催される。

本映画祭は、毎年9月から10月にかけて福岡市が開催する「アジアと創る」をコンセプトにアジアンパーティの主要事業として開催され、ディレクターの梁木靖弘が中心となり、質の高いアジア映画を発掘し、日本や世界に紹介している。監督や俳優など多くのゲストを招聘し、文化交流も推進。多くの作品が日本初公開であり、これまで上映されてきた作品の内395作品が福岡市総合図書館フィルムアーカイブで保存され、アジアの貴重な文化財保護にも貢献している。なお、ラインナップ第1弾では、「アジアの新作・話題作」として、夢破れた3人の中年男女の物語「恋の街、テヘラン」や、迷路のような深層心理の中に描かれる集団社会の潜在的な恐怖と狂気を描いた「デモンズ」など12作品、「東南アジア・リージョナル特集『リージョナルであること』」として、独自の文化圏で生まれた東南アジアの作品3本、そしてラインナップ第2弾ではチャン・リュル監督作品の特集「越境するポエジー」が発表された(☆は日本初公開、★は自国外初公開、◎は九州初公開)。

【アジアの新作・話題作】
▽「恋の街、テヘラン」☆(イラン/イギリス/オランダ)アリ・ジャベルアンサリ監督。▽「ナイト・ゴッド」☆(カザフスタン)アディルハン・イェルジャノフ監督。▽「シヴァランジャニとふたりの女」☆(インド)ヴァサント・S・サーイ監督。▽「デモンズ」☆(シンガポール)ダニエル・フイ監督。▽「夜明けを待ちながら」★(インドネシア)テディ・スリアアトマジャ監督。▽「マンタレイ」◎(タイ/フランス/中国)プッティポン・アルンペン監督。▽「アルファ 殺しの権利」◎(フィリピン)ブリランテ・メンドーサ監督。▽「それぞれの道のり」◎(フィリピン)ブリランテ・メンドーサ/ラヴ・ディアス/キドラット・タヒミック監督。▽「マルカド、月を喰らうもの」★(フィリピン)ジョー・バクス監督。▽「轢き殺された羊」◎(中国)ペマツェテン監督。▽「自由行」◎(台湾/香港/シンガポール/マレーシア)イン・リャン監督。▽「福岡」☆(韓国)チャン・リュル監督。

【東南アジア・リージョナル「リージョナルであること」】
▽「フンバ・ドリーム」☆(インドネシア)リリ・リザ監督。▽「誰かの妻」★(インドネシア)ディルマワン・ハッタ監督。▽「カンペーン」★(タイ)ブンソン・ナークプー監督。

【チャン・リュル監督特集「越境するポエジー」】
▽「福岡」☆(韓国)。▽「群山:鵞鳥を咏う」◎(韓国)。▽「豆満江」(中国/韓国/フランス)。▽「風と砂の女」(モンゴル/韓国/フランス)。※「豆満江」と「風と砂の女」は福岡市総合図書館映像ホール・シネラで上映。

(8月15日付 日刊興行通信より)

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