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「2019年 第93回キネマ旬報ベスト・テン」決定(2020.02.06)

(株)キネマ旬報社が発表する「2019年 第93回キネマ旬報ベスト・テン」の日本映画第1位に「火口のふたり」、外国映画第1位に「ジョーカー」、文化映画第1位に「i‐新聞記者ドキュメント‐」が決定した。

「火口のふたり」で主演女優賞を受賞した瀧内久美は「賞をいただけることは、荒井監督をはじめ作品を支えて下さったスタッフの皆さん、そして共演者である柄本佑さんのお蔭だと心から思います。いろんな世代の方に、この映画が伝わったことが何よりです」とコメント。また、「宮本から君へ」で主演男優賞に輝いた池松壮亮は「公開まで紆余曲折を経た『宮本から君へ』を信じて、宮本浩という役を演じきったからこそ、嬉しい評価をいただけました。僕も映画屋の端くれですから、キネ旬の賞はやっぱり格別です」と述べており、2014年に「ぼくたちの家族」「海を感じる時」「紙の月」で助演男優賞を獲得して以来の受賞となった。なお、映像配信サービス「GYAO!」では、過去のベスト・テン受賞作品を無料配信中で、グラビアアイドルの忍野さらによる「キネマ旬報」編集長への突撃インタビュー映像も配信している。

【作品賞】
▽日本映画ベスト・テン第1位=「火口のふたり」(荒井晴彦監督/ファントム・フィルム配給)、▽外国映画ベスト・テン第1位=「ジョーカー」(トッド・フィリップス監督/WB配給)、▽文化映画ベスト・テン第1位=「i‐新聞記者ドキュメント‐」(森達也監督/スターサンズ配給)、▽読者選出日本映画ベスト・テン第1位=「半世界」(阪本順治監督/キノフィルムズ配給)、▽読者選出外国映画ベスト・テン第1位=「ジョーカー」(トッド・フィリップス監督/WB配給)。

【個人賞】
▽日本映画監督賞=白石和彌「ひとよ」「凪待ち」「麻雀放浪記2020」、▽日本映画脚本賞=阪本順治「半世界」、▽外国映画監督賞=トッド・フィリップス「ジョーカー」、▽主演女優賞=瀧内久美「火口のふたり」、▽主演男優賞=池松壮亮「宮本から君へ」、▽助演女優賞=池脇千鶴「半世界」、▽助演男優賞=成田凌「愛がなんだ」「さよならくちびる」他、▽新人女優賞=関水渚「町田くんの世界」、▽新人男優賞=鈴鹿央士「蜜蜂と遠雷」「決算!忠臣蔵」、▽読者選出日本映画監督賞=阪本順治「半世界」、▽読者選出外国映画監督賞=トッド・フィリップス「ジョーカー」、▽読者賞=ライムスター宇多丸、三沢和子 連載「2018年の森田芳光」、▽特別賞=和田誠(映画の素晴らしさや愉しさを広く伝え、多くの映画ファンを育てた功績に感謝を込めて)。

(2月4日付 日刊興行通信より)

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