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「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2020」6月4日から開催(2020.03.30)

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2020」(SSFF&ASIA)が6月4日から14日まで都内複数の会場で開催される。WEBではオンライン会場を設置し、開催に先駆け5月27日から配信を開始、112の国と地域から集まった作品の中から厳選なる審査で選ばれた約200作品を無料上映又は配信する(一部有料イベント有り)。

22年目を迎える今年のテーマは「ボーダレス」。民族や人種、国、貧富、ジェンダーといった「ボーダー」を越えた家族や友人、恋人、社会との繋がりなど、人間にとっての普遍的な物語と、未だ知ることのない様々な視点や価値観とそれに基づく想いが語られる。特別上映作品としては、本年度アカデミー賞で4冠に輝いたポン・ジュノ監督によるショートフィルム「支離滅裂」(94年)を上映。毎朝ジョギングの度に牛乳を盗む編集記者、酔って路上で立小便しようとしたところを警備員に捕まった検察官、ポルノ雑誌を読むのが好きな大学教授の3人が社会問題を討論するテレビ番組出演者として集まる姿を描いている。この他のプログラム、上映作品、イベント等の詳細は4月中旬以降に発表される。また、本年よりクリエイターの夢の実現を支援するソニー(株)が、翌年のアカデミー賞短編実写部門への推薦に繋がるオフィシャルコンペティション(インターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門)をサポートする。オフィシャルコンペを企業がサポートするのはSSFF&ASIAが史上初。さらに、ソニー(株)とソニー モバイルコミュニケーションズ(株)が共同で新しい映像文化や潮流を次世代クリエイターと共に探求する「Creators‘Junction partnered with Xperia?」のイベントも実施する。3月26日から共同プロジェクトを紹介する特設サイトが開設されている。映画祭代表を務める別所哲也氏は「今年のテーマを『ボーダレス』とした我々の映画祭は、世界から集まったショートフィルムを通じて、今を生きる人間だからこその様々な視点や価値観の発信、また進化し続ける技術が可能にする表現の多様性を体感できる場にしたいと思っています。東京、そしてオンラインで日本全国の方々とショートフィルムによって感動を分かち合えるのを楽しみにしています。そしてその熱量がボーダーを越えて、日本と世界のミライに繋がっていきますように!」と述べている。また、フェスティバルアンバサダーを本年度も務める映画コメンテーターのLiLiCoは「クリエイターのアイデアはエンドレスですし、普段触れ合えることのない国と地域の作品からも文化や香りを短い時間ではありますが、感じ取ることが出来ます。これはショートフィルムならでは!今年はどんな作品に出会えるのか、1年で一番萌えるとき。みんな一緒にスパークしましょう」とコメントを寄せている。

(3月26日付 日刊興行通信より)

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