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オープニングは「キャプテン・フィリップス」、クロージングは「清須会議」!「第26回東京国際映画祭」記者会見(2013.07.30)

10月17日(木)から25日(金)までの9日間にわたって六本木ヒルズをメイン会場に開催される「第26回東京国際映画祭」の記者会見が7月30日(火)に行われ、今年のオープニング作品は、「ボーン」シリーズのポール・グリーングラス監督が主演にトム・ハンクスを迎え、2009年に起きたソマリア海域人質事件を基に描いた衝撃作「キャプテン・フィリップス」に決定。そしてクロージング作品は、三谷幸喜監督が総勢26名の豪華俳優陣を迎えて描く歴史エンタテインメント「清須会議」が上映されることが発表された。

本年4月から映画祭のディレクター・ジェネラルに就任した椎名保氏は、新たな25年に向けて「作品重視」の原点に立ち返ることを発表。今後目指していく課題については「海外のクリエイターの発掘と、海外の話題作を沢山の日本の映画ファンの皆さんに観ていただくこと。そして、日本のコンテンツを海外へ紹介し、発信していくこと」の2点を挙げ、8月末に開催されるヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に宮崎駿監督の「風立ちぬ」が出品されることに触れ、「日本のアニメーションは世界でも評価されており、アニメをこれからは重要視していきたい。いずれはアニメだけのセクションも作っていきたいと思っている」と明かした。

今年は映画祭のメイン部門である「コンペティション」部門や、公開前の話題作をいち早く紹介する「特別招待作品」部門をはじめ、新部門として、これまでの「アジアの風」部門を発展させ、新進気鋭のアジアの監督作品を上映する新ヤング・コンペティション「アジアの未来」部門が誕生。また、リニューアル部門として、海外進出を狙う日本のインディペンデント映画を紹介する「日本映画スプラッシュ」部門、日本公開が未決定の有名監督作品や海外映画祭受賞作品を上映する「ワールド・フォーカス」部門も登場する。

また、映画祭の“フェスティバル・ミューズ”として女優の栗山千明が迎えられることが決定し、この日は撮影のため出席が叶わなかった栗山は「映画は観るのも大好きですし、役者として作品を作りあげていくことも好きです。映画というエンタテインメントを通して、日本と世界をつなぐお手伝いを精一杯、楽しみながら務めさせていただきたいと思います」とコメントを寄せた。なお、オープニング作品に決定した「キャプテン・フィリップス」(11月29日公開、ソニー・ピクチャーズ配給)主演のトム・ハンクスが映画祭に合わせて4年ぶりに来日する予定であることも明らかにされた。

開催
情報
2013年10月17日(木)~10月25日(金)、六本木ヒルズをメイン会場に開催
公式サイト:http://2013.tiff-jp.net/ja/

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