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恐竜の声に迷走中の木梨憲武とダイナソーこども大使に就任した鈴木福君も登壇!「ウォーキング with ダイナソー」製作記者会見(2013.10.29)

「ディープ・ブルー」「アース」などネイチャー・ドキュメンタリーに定評のあるBBCアースフィルムズが科学的検証のもと、恐竜の子育てや大移動といった最新の発見を取り入れた実体験型3Dアクション・アドベンチャー「ウォーキング with ダイナソー」の製作記者会見が10月28日(月)に行われ、「ファインディング・ニモ」以来10年ぶりに声優を務める木梨憲武、ダイナソーこども大使に就任した鈴木福君らが登壇した。大迫力の予告編と3D特別フッテージも上映され、木梨は「ことのデカさにビビッています。これ、僕いりますか?」と何度も確認し、自らに気合を入れていた。

7000万年前のアラスカ。厳しい冬を生き抜くために南へ向かう草食恐竜パキリノサウルスの群れに、耳に大きな穴のあいた一際小さな子供パッチがいた。やがて彼は群れのリーダーである父を亡くし、兄や仲間ともはぐれ、大きな肉食恐竜や自然の脅威との闘いをくぐり抜け、大人へと成長していく。

BBCワールドワイドジャパンの宗方謙代表取締役社長は「テレビ放送された1999年以来、世界中でアリーナショーなどを通して多くの方々に楽しんでいただいておりますが、20世紀FOXと劇場作品として世界展開することで、恐竜という題材を一歩進化させることができました。立体感を出すため、ジェームズ・キャメロン率いるキャメロン・ペース・グループの3DCG技術を採用し、7000万年前の地球を擬似体験できます。ドラマ仕立てにはなっていますが、BBCアースフィルムズがこだわる、恐竜の生態に関する事実関係、科学的な検証に基づいた根拠を大切にしています。当時の恐竜が日本語を話したかどうかは確認中ですが(笑)、この冬の作品として皆さんにも盛り上げていただきたい」と挨拶。

続いて日本語版監修を行っている国立科学博物館・研究主幹の真鍋真氏と、主人公パッチの声を演じる木梨憲武、恐竜が大好きという鈴木福君が登場。真鍋氏は映像を観て「すごいですよね!どのシーンも、あの化石を元に作ったんだろうなとかわかって。先週の土曜から我々の博物館で大恐竜展も始まりまして、実物化石が展示されていますので、映画を観た方が博物館に来て下さるとか、博物館にいらっしゃった方が映画館に来るといった流れが出来たら嬉しい」と展覧会もアピール。

この夏は福井県立恐竜博物館を訪れたという福君は「ダイナソーこども大使になれて嬉しいです。僕にとっての今年は恐竜イヤーです!映画をいろんな人に観てもらって、恐竜のカッコいいところとか、凄いところをいっぱい見つけてもらって、恐竜を好きになってもらえたら嬉しいです」と大使に相応しいご挨拶。

まだ予告編の吹替をしただけだという木梨は「今の映像、初めて観たんですけど・・・。邪魔しないように、来週、再来週でプロの方たちと作戦を練らないとヤバイなと思いました。世界同時上映の日本代表ということで光栄なんですけれども」と恐縮しきりで、「僕が今、イメージしているパッチだと『僕の名前はパッチ!よーし!父さんデカイなー!』」とまるでドラえもんのような声で表現し、場内からは笑いが。「これが一案。まず要らないですね」とやや落ち込み、第二案も全く違った声色で表現するも、「プロの方たちの指示に従って、頑張ります!これ、俺、要らねーぞ・・・。」と弱気な発言。

そんな木梨を気遣って、20世紀FOX映画のジェシー・リー日本代表は「木梨さんは心配していらっしゃるみたいですが、この映画の監督は二人いて、一人は恐竜の科学的事実にこだわった監督で、もう一人はパッチの感情を入れたり、ストーリーにこだわった監督です。真鍋先生だけでは映画としての面白さが無いですが、木梨さんの感情と科学的事実が一緒になって、近年には無いユニークな映画になると思っているので、大丈夫です!」と太鼓判を押した。

公開情報 FOX配給「ウォーキング with ダイナソー」は2013年12月20日(金)からTOHOシネマズ日劇他全国公開
公式サイト:http://www.foxmovies.jp/wwd/

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