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F1ファンの清原「僕は女好きなハント型」!!「ラッシュ/プライドと友情」来日記者会見(2014.01.28)

宿命のライバルとして猛追しあう2人の天才レーサーの命がけの闘いと友情を描いた「ラッシュ/プライドと友情」の来日記者会見が1月28日(火)に行われ、クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、ロン・ハワード監督が登壇した。初来日となったクリスは相撲を見に行き、初めての東京を楽しんだことを明かし、「ストーリーもキャラクターも僕自身が恋に落ちたような素晴らしい作品だよ」と挨拶。スペシャルゲストとして元プロ野球選手の清原和博も駆けつけた。

F1黄金時代の1976年、ドライビングテクも私生活も情熱型のジェームズ・ハントと、レース運びも人生も頭脳派のニキ・ラウダの対照的な2人の天才レーサーのトップ争いに人々は熱狂していた。チャンピオンが確実視されていたラウダであったが、シリーズ10戦目でクラッシュし瀕死の重傷を負うも、僅か42日後には戦線に復帰。最終決戦の地・富士スピードウェイで、2人はライバルを越えた絆を胸にアクセルを踏み込む。

5年ぶりの来日となる監督は「日本に帰ってこれて嬉しいよ。今回は特に誇りに思っている作品だから、観客を意外な形で驚かせることができるはずだ」とアピールした。04年の「ベルリン、僕らの革命」以来の来日となるダニエルは「皆様こんにちは」と流暢な日本語で挨拶し、「とても気に入っているこの作品を日本の皆さんに観ていただく機会を頂いてとても光栄だよ」と喜びを語った。

情熱型のレーサー、ジェームズ・ハントを演じたクリスは「これが俺たちなんだという正直さに惚れ込んだ。レース内でもレース外でも何をするか予測できない魅惑的なキャラクターだね」とハントの人物像に敬意を表した。ライバルである頭脳派のニキ・ラウダを演じたダニエルは「事故という危機を乗り越えて、誰もが羨むような人生を送るこんな偉大な人物には今まで会ったことがないね。撮影の2ヶ月間、ラウダとして生きることができ、彼の人生を再現する事ができたことを名誉に思うよ」と感慨深げに語った。監督も「2人のキャラクターは娯楽性もあり魅力的であり、彼らを描く事でクリスとダニエルの素晴らしい演技を引き出せると考えたんだ。当時のF1の世界を再現できることは監督として素晴らしい機会であり、観客がまさにレーシングカーに乗っているかのような映像に挑戦したいと思った」と作品にかける思いを熱く語った。

お互いの演じた役柄に対してクリスは「彼はラウダとは全く違う人物だが、アクセントや動きなど現場での変貌振りには感心したよ。撮影中は彼からスキルを学んでいたんだ。」とダニエルの演技を賞賛。一方ダニエルは「クリスとハントの似ている所は、女性にモテモテな所だね。僕の男としてのエゴは傷ついたよ」とジョークを飛ばし、仲の良い雰囲気でお互いを褒めあった。

また会場には、F1好きでもあり日本の熱い男代表として清原和博が登場し、クリスに2.5升の祝い酒を贈呈。日本流“男”のヒット祈願として鏡開きも行われた。清原は「20代からポルシェに乗っているくらい車好き。僕にもラウダに似た真面目なチームメイトがいたね。僕は女好きなハント型ですけど」と映画のストーリーにちなみ、自身の永遠のライバルである桑田真澄投手を揶揄し会場を沸かせた。

最後に監督は「この2人のキャラクターは決して完璧ではないが、英雄としての崇高さが感じられる。最終レースのシーンは最も好きなシーンであるが、伝説的神話として語られるレースだからこそ、監督としてはたいへん難しく最大のチャレンジでもあった。観客が結果を知っていたとしても、このシーンを観ている最中はドキドキ、ハラハラしてもらいたいね」とPRし締めくくった。

公開情報 ギャガ配給「ラッシュ/プライドと友情」は2014年2月7日(金)からTOHOシネマズ日劇他全国公開
公式サイト:http://rush.gaga.ne.jp/

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