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入江甚儀主演で41年ぶりに復活!「キカイダー REBOOT」完成披露会見(2014.05.15)

1970年代に一世を風靡し、仮面ライダーと人気を二分した伝説のヒーローを現代に甦らせた「キカイダー REBOOT」の完成披露会見が5月15日(木)に行われ、会場に設置された特設リングでキカイダーとハカイダーが華麗なアクションを披露。主人公・ジローを演じ、自らキカイダーのスーツアクションもこなした入江甚儀は「日本の特撮魂を感じる作品が世の中に解き放たれるのがすごく楽しみです!」と興奮気味に挨拶した。

巨匠・石ノ森章太郎が、「仮面ライダー」の“改造人間”に対して“人造人間”を主人公として1972年に誕生させたのが「人造人間キカイダー」。ロボット工学の権威・光明寺博士によって、体内に不完全な良心回路を埋め込まれて誕生したアンドロイド・ジローが、その良心回路の存在ゆえに正義と悪の感情を持って苦しむ姿や、博士の娘・ミツコとジローのせつないラブロマンス、キカイダーを破壊するために生まれた宿命のライバル・ハカイダーの存在などが、幅広い層に受入れられた。

下山天監督は「角川さんと東映さんが企画をスタートさせて5年、私が参加して2年が経ちますが、この時間がずっと続くのではないかと思っていました。昨年から一気に加速し、東映が総力を結集して、音楽もアメリカで録音して完成させました。41年の時を超えて誕生した平成版のキカイダーですが、自信を持ってお届けできます!」と感慨深げな様子。

光明寺ミツコを演じた佐津川愛美は「寒い2月に撮っていたんですが、公開が5月で早くてすごいなーと思いました。CGがバリバリ入って見応えがある作品になっています」と挨拶し、光明寺博士と対立するギルバート・神崎の手によって作られたマリ(ハカイダー)を演じた高橋メアリージュンは「初めてアクションに挑戦させていただきました。ジローとミツコの葛藤から生れるラブストーリーを観ていただきたいです」とアピール。

元祖「キカイダー」でジローを演じ、今回は心理学者・前野究治郎(前の旧ジロー)として登場する伴大介は「監督をはじめ、スタッフ、キャストの皆さんが情熱を持って作って下さり、こんなにすごいものが出来るのか!と今更ながら驚いています」と感謝を表し、入江も「CGやエフェクト、音が入った初号を観て、作品に対するスタッフの熱量や愛に感動しました。めちゃくちゃ面白くて、この作品が初主演作で良かったです!」と熱くコメント。

アクションシーンについて高橋は「想像以上に大変だと思い知りました。20代になってからは2日後に来ていた筋肉痛が、アクションしたその日に来ていました」と明かし、入江も「やばいです!ちゃんと歩けないです」と当時の苦労をにじませた。さらに高橋は「心を無くして演じることが難しくて、戦闘ロボットなので強くないといけないし、アクションが正確で、ごまかせないので力を入れました」と語り、入江は「冒頭からアクションで始まるので、グッとお客さんを作品に引き込むと思います」と自信をのぞかせた。

また、キカイダーのスーツを着ての演技について入江は「圧迫感があるし、面だけズレてしまったりして苦しかったです。でも俳優としてなかなか経験できないし、スーツアクターの気持ちもわかりました。キカイダーの姿でミツコに感情を吐露するシーンもあったので、自分が中に入って良かったなと思います」と明かし、佐津川も「最初は圧迫感がこちらにもあって、かっこいいと思えなかったんですが、入江さんが入って下さったので、機械と芝居をしているという感じがなくて、すごくありがたかったし、作品全体を通して深みのあるものになったと思います」と語った。

公開情報 東映配給「キカイダー REBOOT」は2014年5月24日(土)全国公開
公式サイト:http://www.kikaider.jp/

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