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映画祭出身クリエイターによる新作がオープニング作品に!「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015」記者発表(2015.06.03)

7月18日(土)から7月26日(日)までの9日間、埼玉県川口市のSKIPシティ映像ホール他で開催される「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015」の記者発表が6月3日(水)に行われた。長編部門は74の国と地域から469作品の応募があり、その中から厳選された12本(海外9本、国内3本)を上映。また、短編部門12本、昨年から新設されたアニメーション部門14本も決定。更に今年は映画祭実行委員会が主体となって製作した福山功起監督作「鉄の子」をオープニング作品として上映する。

会見には、上田清司 実行委員会会長(埼玉県知事)、奥ノ木信夫 実行委員会副会長(川口市長)、八木信忠総合プロデューサー、堀越謙三 長編部門国際審査委員長((有)ユーロスペース代表/プロデューサー)、桝井省志 短編部門審査委員長((株)アルタミラピクチャーズ代表取締役/映画プロデューサー)、和田敏克 アニメーション部門審査委員長(東京造形大学特任教授)らが出席し、今年の映画祭への期待などについて語り、瀧沢裕二ディレクターから今年の映画祭の概要が説明された。

上田 実行委員会会長は「デジタルシネマとは何だ?という頃から始め、今年で12年目を迎えますが、この間に映画館の97%がデジタル化し、最初にDシネマ映画祭を手掛けた埼玉県川口市は精神性があったと誇りに思っています。今年はオープニング作品として、本映画祭出身クリエイターである福山監督の良質な作品『鉄の子』を上映します。また、コンペティション部門としては初となるサテライト上映をこうのすシネマと彩の国さいたま芸術劇場で行います。この他『GODZILLA ゴジラ』のバリアフリー上映やアニメ2作品の上映、恒例の野外上映も子供たちが楽しめる作品を出し、小さい時から映画に親しんで貰おうと思います。若手クリエイターがこの映画祭を機にステップアップできるようお手伝いもさせていただいていますので、ご期待を賜りますようお願い申し上げます」と挨拶した。

オープニング作品に決定した「鉄の子」は、川口を舞台に“家族のあり方”を繊細に描いた作品で、本作が長編2作目となる福山監督も登壇し、「鉄道が好きな方々のことも“鉄の子”と言うんですが、今回、川口が舞台ということで、キューポラや鋳物工場で有名な川口の鉄と、いつまでも逞しい子供の気持ちを鉄に例えて家族の物語を描かせていただきました。楽しみにしていただければと思います」とコメント。また、本作に出演している田畑智子、裵ジョンミョン、佐藤大志、舞優からのビデオメッセージも披露された。

長編コンペティション部門では、「最強のふたり」のプロデューサー陣が手掛けた新作「サンタ・クロース」や、今年のベルリン国際映画祭で上映されたアイルランド映画「君だってかわいくないよ」、さらに今年のアカデミー賞外国語映画賞キューバ代表作品「ビヘイビア」など海外で話題を呼びながらも日本では未公開の注目作を一挙上映。また、会期中の7月24日は“アニメDAY”と題し、「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」と「STAND BY ME ドラえもん」の新旧ヒットアニメの上映の他、スペシャル企画として、さいたま市浦和地区を舞台にしたアニメ「浦和の調(うさぎ)」ちゃん」(1話〜10話)の上映とトークイベントを開催する。この他、子供から大人まで楽しめる様々な企画が用意されている。

開催情報 2014年7月18日(土)〜7月26日(日)、SKIPシティ映像ホール他で開催
公式サイト:http://www.skipcity-dcf.jp/

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