ニュース

変顔も坊主頭もなんのその!桐谷美玲主演「ヒロイン失格」完成報告会見(2015.06.22)

全10巻で累計140万部を超える幸田もも子の人気少女コミックを、原作の大ファンだという桐谷美玲主演で映画化した「ヒロイン失格」の完成報告会見が6月21日(日)にヴィーナスフォートの教会広場で行われ、桐谷をはじめ、山崎賢人、坂口健太郎が劇中の制服姿で登場すると、会場に集まったファンからは大歓声があがった。何故か英勉監督も制服姿で現れ、「主題歌を担当しました西野カナです。監督って偉い人のはずなのに、出オチみたいな恰好をさせられて、すごい扱いを受けています」とウケを取りながらも自虐的に語り、山崎と桐谷からは「似合ってますよ」「出オチ感無いですよね」と励まされていた。

松崎はとりは自分こそが幼馴染の寺坂利太と結ばれるヒロインだと信じて疑わない女子高生。しかし、利太がイケてない地味な“六角精児似”の女子と交際をスタートしたことから、奪還作戦を企て悶々とする。思い込みが激しく、感情表現もストレート、しかも本命ではない学校一のモテ男・弘光廣祐にも心が揺れてしまう“ヒロイン失格”な主人公・はとりを演じた桐谷は「いつか実写化されるなら、はとりを演じたいと思っていたので、念願が叶って嬉しいです」と挨拶。

高校生役を演じたことについては「制服はちょっと恥ずかしい反面、嬉しくて、撮影の合間にこの恰好でお買い物しました。でもギリギリアウトかな」と語ると、山崎から「アウトじゃないですよ。セーフっていうのも申し訳ない感じ」と可愛らしい制服姿を絶賛され、「監督にはギリギリアウトって言われたんですけどね」と監督に話を振ると、「ギリギャルだね」と「ビリギャル」を文字ったネタが飛び出し、思わず苦笑い。

ツンデレでつかみどころが無い部分が母性本能をくすぐる、はとりの幼馴染・利太を演じた山崎は「公開まで100日を切ったので、早く皆さんに観てもらいたいです。本当に撮影が楽しくて、コミカルなシーンも恋愛のシーンもあるし、完成作品も見入っちゃいました。退屈なシーンが一つも無くて、笑えるし、キュンとするし、登場人物それぞれも特徴的です」とコメント。

一方、はとりにアプローチをしかける超絶イケメンの弘光を演じた坂口は、会場を見渡して「こんなに皆さんからの期待が高まっている作品なんだと感じています。はとりはすごくいろんなものに対して正直で、弘光も利太も持っていない部分が強くて、とってもキュートに見えました。映画は感動するところもあるし、クスっと笑えるところもあるし、いろんなものがギュッと詰まっています」と語った。

真冬に撮影していた苦労もあったようで、桐谷は「ものすごい寒い時期に池ポチャのシーンがあって、池に落ちる前にも水鉄砲で水を掛けられていたので『やばい!』って感じでした。体ってこんなに動かなくなるんだなと思いました」と明かし、山崎も「歩道橋のシーンがあて、利太が良いことを言ってるんですが、氷の上に座ってるみたいで、ずっと震えていました」と語り、そんな限界の山崎を見ていた桐谷は「笑いをこらえるのに必死でした。その時くらいから山崎君は『バンビ』って呼ばれるようになりました」と明かした。

また、ほとんど捨て身の変顔から坊主頭まで披露する桐谷は「むしろノリノリで演じました。原作がとにかく大好きだったので、いつか演じる時のために一人で変顔の練習をしていたんです(笑)。監督にも『今日はこういう風にしたい』と提案していました」とやる気まんまんだったようで、坊主頭についても「すんごいテンションが上がっちゃって、いっぱい写真も撮りました。坊主になると自然と無になる感じでした」と明かし、坂口からは「お月様みたいに肌色のまん丸で。映画の中でも面白いシーンになっていると思います」と称讃された。

そして最後に桐谷は「笑って、泣けて、キュンとする、新しい少女マンガの映画が出来ました。原作のファンだけでなく、皆さんに楽しんでいただけるものになっていると思います。公開を楽しみにしていて下さい」とPRし、会見は終了した。

公開情報 ワーナー・ブラザース映画配給「ヒロイン失格」は2015年9月19日(土)から新宿ピカデリー他全国で公開
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/heroine-shikkaku/

バックナンバー

ページのトップへ