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橋本環奈が演じる新生・星泉!角川映画40周年記念作品「セーラー服と機関銃−卒業−」製作発表会見(2015.06.23)

角川映画は2016年に40周年を迎えるのを記念し、「セーラー服と機関銃−卒業−」を橋本環奈主演で製作することを6月23日(水)に発表。1981年に薬師丸ひろ子が主演し、一世を風靡した「セーラー服と機関銃」のその後の物語ということで、大抜擢された橋本は「初めての主演映画でまさか!という驚きと喜びを感じています。憧れの薬師丸さんの代表作で、夢の途中にいるようです。率直に申し上げますと、感じたことのない重圧感があり、角川映画40周年の栄えある第1作目の冠に恥じないよう、主役として全力で臨んで参りますので、橋本環奈改め、星泉をよろしくお願いします!」と力強く挨拶した。

角川映画は1976年に「犬神家の一族」を公開。“観てから読むか、読んでから観るか”というコピーと共に、出版界と映画界を繋ぎ、世の中に衝撃を与えた“メディアミックス”はそれ以来、角川映画の代名詞となってきた。薬師丸ひろ子主演の「セーラー服と機関銃」も興収47億円を記録し、1982年の邦画で第1位に輝き、その後、原田知世、長澤まさみ主演による連続ドラマも放送されている。

製作総指揮を務めるKADOKAWAの井上伸一郎代表取締役は「皆さんも角川映画で胸を熱くしてきたかと思いますが、新時代に向けReブランディングします。かつて角川映画を観てきた10代から20代であり現代の中核世代に向けて、そして現代の10代、20代を意識して、優良コンテンツの創出とプレミア化を図り、監督、脚本家、俳優と新たな才能を世に送り出すお手伝いをさせていただきます」と挨拶し、40周年を記念したムービングロゴを紹介。

また、橋本を主演に迎えたことについて「一昨年の11月に橋本さんがネットで話題になった時、ライブを観に行ったのですが、熱気溢れる舞台で眼差しが素晴らしいと感じ、作品も決まっていないのに、主演を申し込みました」と明かし、原作の赤川次郎氏も「橋本さんは1999年生まれだということで、一瞬愕然としました。20世紀の終りに生まれた子がヒロインを演じる時代なのだと。薬師丸さんは20世紀の星泉でしたが、21世紀の星泉を自分なりのやり方でフィルムに刻んで欲しい。頑張ってください」とエールを送った。

さらに赤川氏は「1年半ほど前にネットで調べものをしていた時、“1000年に1度の美少女”ということで橋本さんを拝見し、唯一、名前と顔を知るアイドルでした。今日、初めてお会いし、確実に大人の女優に向かって成長していると感じました。主役は大変かと思いますが、前の作品に捉われることなく、さなぎが蝶になる瞬間をフィルムに焼き付け、ずっと観続けられるような作品にして欲しい」とコメント。

また、若干37歳の前田弘二監督も「セーラー服と機関銃」は大好きな作品だったということで、「まさか自分が監督するとは思わず光栄です。相米慎二監督の作品では好きなシーンがいっぱいあり、10代の薬師丸さんの今しか撮れない瞬間をつかんで映し出していたので、僕も今しか撮れない橋本さんの瞬間を撮りたいと思います」と抱負を語った。

薬師丸をはじめとする先輩女優たちが演じてきた「セーラー服と機関銃」で、やはりラストの機関銃を撃ち放つシーンが印象的だと語る橋本は「どのように、誰のようにではなく、橋本環奈らしく演じていけたら」と明かし、名ゼリフとなっている「カイカン」も照れつつ披露。そして「はじめの挨拶で、感じたことの無い重圧を感じていると申し上げましたが、この会見をもって、その気持ちを封印しようと決心して参りました。プレッシャーを感じていては、組長としての星泉を演じられません。応援よろしくお願いします!」と決意を新たにした。

公開情報 KADOKAWA配給「セーラー服と機関銃−卒業−」は2016年春、全国公開
公式サイト:http://www.sk-movie.jp/

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