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“ゆとり”世代の岡田将生&松坂桃李との共演に生田斗真が・・・!「秘密 THE TOP SECRET」完成報告会見(2016.05.11)

「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督が主演に生田斗真を迎えたミステリー「秘密 THE TOP SECRET」の完成報告会見が5月11日(水)行われ、大友監督、生田をはじめ、共演の岡田将生、松坂桃李、栗山千明、大森南朋が登壇した。大友監督は「この作品は、『るろうに剣心』の前から企画していまして、丸4年かけて実現することが出来ました。毛色の変わった、衝撃的な内容でありながら、ちゃんとジェットコースターに乗って楽しんでいただけるような作品にしたので、よろしくお願いします!」と挨拶した。

本作は、第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した清水玲子の同名コミックの映画化。最先端の科学技術によって、死んだ人の脳に残された記憶を取り出し、映像化することに成功した特殊脳内捜査チーム“第九”のメンバーが、MRI捜査で難事件の謎を追ううちに、“第九”と因縁の深い凶悪事件へと導かれていく。

“第九”発足時からの唯一のメンバーであり、頭脳明晰、冷静沈着な薪を演じた生田は「衝撃作品が出来上がりました。死んだ人の記憶を蘇らせて、脳内の秘密を暴くという、とんでもない作品です。問題定義をしながらも、きちんとエンターテイメント作品に仕上がっています。自信を持ってお届けできる作品です!」と力を込めた。

“第九”に配属される新人捜査官・青木を演じた岡田は「エリートで、第九に入りたくて少しずつ狂っていくというチャレンジングな役でした。自分自身、この役と共に成長しようという気持ちでした」とコメント。また、捜査中に精神錯乱して射殺される第九の発足メンバー・鈴木を演じた松坂は「ここまでタブーギリギリを攻めた作品はなかなか無いと思います。鈴木は第九のある真実に辿り着き、薪や第九を守るために死んでいくんですが、死人なので、いかに身体を動かさないかが大変でした」と思わぬ役作りの苦労を明かした。

鈴木の元恋人であり監察医の三好を演じた栗山は「これまで自分が参加した作品を観て泣いたことがなかったんですが、ハラハラ、ドキドキしながらも、最終的に優しい気持ちになれる作品に仕上がりました」と語り、映画オリジナルのキャラクターとして登場する刑事・眞鍋を演じた大森は「イケメンたちの中で、どうスパイス的に暴れていこうかな?というポジションだったので、楽しくできました」と大友組常連ということもあり、余裕の笑顔。

生田は演じた役柄について「薪はかなり多くのトラウマと闇を抱え、生きているのも精一杯のところで存在しているという役でした。撮影中もどこかストレスや辛さを感じながら、日々過ごしていたような気がします」と明かし、「岡田君や松坂君という勢いのある“ゆとり”世代の俳優さんたちと共演できて、すごく楽しかったです」と含み笑いをすると、岡田がすかさず「ゆとりですがなにか」とドヤ顔で出演中のドラマのタイトルを持ち出し、松坂も「言っちゃったな!」と苦笑いして、会場からは笑いが起きた。

また、映像化不可能と言われた脳内記憶の映像を作り出すために、俳優たち自らがヘルメット型のカメラを装着したということで、エンドロールにはカメラマンとして俳優陣の名前がクレジットされており、生田は「こういう形でカメラマン・デビューするとは思っていなかったんですが、嬉しかったです」と語り、岡田も「カメラマンとして成長できたのか、スタッフさんたちからも『上手くなってきたなー!』と褒められました」とまたしてもドヤ顔を見せ、松坂は「僕は上手くなったなんて言われなかったな」としょんぼりして見せた。

こだわり抜いた脳内の映像について大友監督は「役者たちの呼吸や鼓動が伝わるよう、カメラは改良を重ねました。記憶というのは良い想い出を美化し、悲しい想い出をより悲しくさせていたりするので、事実が映し出されるわけでは無いんです。見たものに影響されるというのが物語のポイントにもなっています」と明かし、最後に「魂を込めて作りあげた作品なので、一人でも多くの方に観ていただければと思います」と締めくくった。

公開情報 松竹配給「秘密 THE TOP SECRET」は2016年8月6日(土)から全国公開
公式サイト:http://himitsu-movie.jp/

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