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どこの現場でも雪を降らす雪男の阿部寛が本領発揮!「疾風ロンド」クランクアップ記者会見(2016.06.06)

東野圭吾が2013年に発表し、瞬く間に100万部以上のヒットとなった長編ミステリーを映画化したノンストップ・サスペンス「疾風ロンド」のクランクアップ記者会見が6月6日(月)に行われ、阿部寛をはじめ、大倉忠義、大島優子、濱田龍臣、志尊淳、吉田照幸監督がスキー場のリフトに乗って登場した。主演の阿部は「吉田監督の『サラリーマンNEO』のファンだったので、二つ返事で出演を決めさせていただきました。スキーも20年ぶりでしたが、運よく上手な役ではなかったので良かった。雪も例年よりも少なかったんですが、雪男の僕が行った日に大雪が降りました」と負の要素が全て好転したことを明かした。

拡散すれば大量死となる違法生物兵器「K−55」が医学研究所から盗まれるも、その犯人は死亡。主任研究員の栗林は僅かな犯人の遺品から「K−55」が隠された場所を特定するが、そこは日本最大級の広さを誇る野沢温泉スキー場だった。栗林は真実をひた隠しながら、様々な人々を巻き込んで生物兵器を探し出そうと奔走する。会見では5分間のメイキング映像も披露され、雪山でのユーモア溢れる掛け合いが繰り広げられた。

元スノーボードクロス選手でスキー場のパトロール隊員・根津を演じた大倉は「僕は2回くらいしかスキーをしたことがないんですが、プロデューサーから『プロフィールに趣味はスキー』と書いてあったと言われ、出来なくてもオファーに繋がるなら書いておく必要があるのかなと思いました(笑)。サスペンスだけでなく、コメディの要素も楽しみながら、スカッと見られる作品になっています」と挨拶。

ゲレンデで奇行を繰り広げる栗林を怪しむスノーボードクロス選手の千晶を演じた大島は、9歳の頃からスノーボードを楽しんでいたということもあり、「キター!という感じでした。趣味がお仕事に変る興奮と幸せを噛み締めました。活字では自分なりに想像するだけでしたが、映像になると疾風感が出ていて、テンポも良かったです。因みに吉田監督の趣味は手相占いです!」と突然、監督の思わぬ一面を暴露。

そんな吉田監督はキャスト陣について、「阿部さんはこれまで演じてきた真面目さ、コミカルさ、はじけたところ、サスペンスやヒューマンドラマで見せる顔、その全てを今回演じていて、これはなかなか見られないと思っています。大倉さんは振り向いた瞬間がカッコいい。大島さんは現場での気遣いが素晴らしい。龍臣君は食べ過ぎで午前と午後のお腹の膨らみが違うので戒めて!と言いたい。志尊君はカッコいいので近寄りたくない!」とユーモアたっぷりに明かした。

阿部は「エヴェレスト 神々の山嶺」でも世界最高峰のエヴェレストに登っていることから、周囲からは雪山は大丈夫だろうと勝手に思われていたようだが、そうでも無かったようで、「撮影初日はエヴェレストよりも寒くて、マイナス15度くらいありましたよ。でも温泉に入りながら、撮影できたのが良かった。大島さんは野沢にある公共の温泉も制覇する勢いで回っていて、この人はどこでも生きていけるな、と思いました」とコメント。

これを受け大島は「13ヶ所くらい温泉があったので、1ヶ月で制覇しようという気持ちだったんですが、結局6箇所しか行けなくて。でも残りもコンプリートしたいと思っています。私だと気付かれてしまうこともあって、着替えようとしている時に『本物ですか?』と聞かれて、『一応、本物です』と、(体を)いろいろ隠しながら答えました。でも野沢温泉の皆さんが本当に優しくて、何度でも行きたい場所です!」と笑顔で明かした。

公開情報 東映配給「疾風ロンド」は2016年11月26日(土)公開
公式サイト:http://www.shippu-rondo-movie.jp/

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