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色とりどりの和スイーツでおもてなし!「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」来日お茶会見(2016.06.20)

2010年に大ヒットを記録した「アリス・イン・ワンダーランド」の続編として、ティム・バートン製作、マッドハッター役のジョニー・デップら豪華キャストが再集結した「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」の来日お茶会見が6月20日(月)に行われた。アリスと言えばティーパーティー(お茶会)ということで、この日は、来日したアリス役のミア・ワシコウスカ、ジェームズ・ボビン監督、スザンヌ・トッド プロデューサーを和テイストのスイーツやお茶でもてなし、3人とも「美しい!」、「色あざやか!」、「マッドハッターのお茶会のシーンを思い出す!」と感激の様子だった。

前作から3年後を舞台に、亡き父の後を継いで船長として大海原で活躍していたアリスは、厳しい現実に直面し、再びワンダーランドへ誘われる。するとそこにいたのは、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターだった。大切な友を救うため、時間をさかのぼったアリスは、時間の番人“タイム”との戦いに挑む。ジョニー・デップをはじめ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイらが続投し、タイム役としてサシャ・バロン・コーエンも参加している。

6年ぶりにアリス役を演じたミアは、「今回はタイムから学ぶことが多くて、彼とのやりとりの中で、その瞬間、瞬間を大切に生きなければいけないこと、自分の周りの人を大切にしなければならないことを、アリスは学んでいます。例え過去に悪いことが起きたとしても、そこから学び、ポジティブに捉えることで、未来に繋げていくことができるんです」と成長したアリスについて語った。

ティム・バートンから監督をバトン・タッチされたボビン監督は「ティムが作りあげた美しい世界観を大切にしながらも、今回は原作本からも影響を受けています。原作の挿絵が僕は大好きで、王や女王やユニコーンといったビクトリア調のテイストを取り入れて、映像を作り上げました」と明かし、トッド プロデューサーも「ティムとはVFXから音楽、物語の構成に至るまで、あらゆることを話しあって今回も作品を作っていきました」とコメント。

また、ミアは「アリスがワンダーランドに迷い込む時は、必ず現実の世界で問題に直面した時で、ワンダーランドでも様々な問題に対峙して、立ち向かっていくことで、自分が何者であるかを知っていくんです。1作目の撮影前は、グリーンバックでテニスボールを相手に演技するということもありませんでしたが(笑)、2作品を通して、そういった経験を積んで、私自信もアリスと共に成長することができたと思います」と撮影を振り返った。

映画製作もまさに“時間との戦い”と言えるが、ボビン監督は「確かに時間は友達になってはくれなかったけれど、素晴らしい人々と仕事ができるという恵まれた時間を大切にしたいと思った」と明かし、トッド プロデューサーも監督に賛同しつつ、「準備期間も長く、撮影が終わってもVFXなどポストプロダクションに1年費やしたので、どれだけ自分の重要な時間を作品にかけるか苦心しました」と苦労を明かした。

本作のベースになっている「鏡の国のアリス」についてボビン監督は「8章で構成されたチェスについてのシュールな物語だったので、そのまま映画にするというより、作品の要素やルイス・キャロルからのインスピレーションを取り入れて映画は作りました。アリスが鏡を通してワンダーランドに移動すると、チェスの対戦が出てくる場面は、原作を思い起こすことができるシーンで、原作ファンにも楽しんでいただけるものになっていると思う」と自信をのぞかせた。

公開情報 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」は2016年7月1日(金)から全国公開
公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/alice-time.html

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