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三池崇史監督、山崎賢人主演で映画化!「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章」企画&キャスト発表会見(2016.09.28)

荒木飛呂彦が1987年に連載をスタートさせ、シリーズ117巻で累計売上9000万部を誇る「ジョジョの奇妙な冒険」の実写映画化が9月28日(水)に発表され、メガホンをとる三池崇史監督をはじめ、キャスト陣の山崎賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介が登壇。誕生から30年を迎える来年夏の公開に向けて、邦画と洋画で日本の映画界を牽引してきた東宝とワーナー・ブラザースが共同製作・配給として初タッグを組み、「ジョジョ」シリーズの第4部「ダイヤモンドは砕けない」をシリーズ化も見据えて映画化する。

原作コミックは、19世紀末のイギリスを舞台にした第1部から始まる“ジョジョ”と呼ばれる“ジョースター家”の代々の戦いを描く大河作品。印象的なポージング、斬新な擬音、特徴的な台詞まわしなどオリジナリティ溢れる世界観は海外でも高く評価されている。映画化される第4部は、高校生の東方仗助を主人公に、スタンド使いたちとの出会いや戦いを通じて杜王町を守り成長していく姿を描いている。TBSの平野隆プロデューサーは「原作は1億部にも到達するであろう超大作であり、映画化を手掛けることに身が引き締まる思いです。テーマは人間賛歌であり、荒木先生とは長い年月をかけて脚本をより良いものにしていくためにキャッチボールを続けて作りあげてきました」と自信を覗かせた。

荒木氏からも「豪華で素晴らしいキャストとスタッフの皆様に集まって頂き、十分すぎる製作体制で作られること、とても期待しております。10年前なら不可能だった映画表現や技術をもって、どう作られるのか。私も完成を楽しみにしております」とコメントが寄せられ、三池監督は「気が弱いタイプなので、オファーをいただいてから3日間眠れなかったんですが、逃げるわけにも行かず『是非やらせて下さい!』と受けて立ちました。日本映画界がリセットされるくらいのビッグタイトルを、精一杯やらせていただきます」と意気込んだ。

主人公・東方仗助を演じる山崎は「自分が生きてきた時間より長く愛され続けている作品の実写化ということで、とにかく頑張るしかないです。これからスペインで行われる撮影にワクワクしています」とコメント。三池監督も「バルセロナから1時間くらいのシッチェスという良い町があって、そこでほぼ全てのシーンを撮ります。エキストラをどうしようかと思っているのですが、観光で来られる方に出てもらおうかな?」と冗談とも本気ともつかないコメントに出演陣も「町まで言ってしまって大丈夫?」と突っ込みを入れていた。

役作りについて仗助の同級生・広瀬康一役の神木は「唯一、喧嘩慣れしていない平和なキャラクターですが、普段の優しさと、いざとなった時の勇気のギャップをどう作っていこうかと思っています」と明かし、転校生の康一の世話係を命じられる山岸由花子役の小松は「髪の毛を伸ばしています(笑)。アクションがあるかは、映画を観ていただいてからのお楽しみということで!」と含みを持たせた。逃亡中の凶悪な連続殺人犯・片桐安十郎役の山田は「素に近いので、役作りはいらないなとリラックスしています」と余裕を見せ、「毎晩、夜道を歩く時は、心の中ですれ違う人を狙っています」とニヤリとした。

また、仗助と対立する虹村形兆役の岡田は「ファンの方々が納得する作品にしていきたいし、形兆を大切に演じたい」と語り、その弟・虹村億泰役の真剣佑は「兄の形兆が大好きな役なので、僕も撮影前から岡田さんを『愛してる』と言えるくらい好きになりたい」と熱く語った。そして、中高生の頃から原作の大ファンだったという空条承太郎役の伊勢谷は「『ジョジョ』を読み漁って、(承太郎の)『オラオラ』をよく真似していました(笑)。あの奇想天外な設定とグラフィックを観客にも感じてもらえるよう、頑張ります!観客としても楽しみです!」と明かした。

この日は、仗助の母・東方朋子役に観月ありさ、仗助の祖父・東方良平役に國村隼が扮することも発表されたが、この他のキャラクターの出演者について平野プロデューサーは「来年の夏の公開まで時間がありますし、サプライズなので秘密です!」と語らず、三池監督も「ビビることなく、このメンバーでがっつり直球でいきますので、楽しみにしていてください!」とアピールした。

公開情報 東宝/ワーナー・ブラザース映画配給「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章」は2017年夏、全国超拡大公開

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